そうよ私は蠍座の女

いいえ私は天秤座の女

20日前後が誕生日の人は星座と星座の狭間みたいなところにいるから、見る占いによっては星座が変わったりするんだって。

そんな私も17日生まれで、境目にいる。天秤座の占いは「自由を好む」とか「コミュニケーションをとる仕事が向いている」とかしっくりくる部分がとても多いけれど、決定的に違うんだよなぁと思う部分もある。

占いなんてそんなもんだよと言われたらそれはそうなんだけれど、どうしても星座占いには特別なものを感じてしまう。

だって、月の動きや星の動きって、目には見えないすごいパワーを秘めている気がするから。

女性の月経だって月の満ち欠けの周期と同じ28日間だし、そもそも生理のことを「月のもの」と言ったりもするし、満月の日には赤ちゃんが産まれてきやすいとも言われるし。

月や星の力を、神秘を、感じざるを得ない。

星座は自分が生まれてきたタイミングで決まるわけで、「そんなの親がいつセックスしたかってだけじゃん」なんて元も子もないことを言う人もいるかもしれないけれど、そんなことないよ。

だってそのタイミングで奇跡みたいな出会いが成立したからあなたがお母さんのお腹の中に発生したわけで、そのあとたくさん細胞分裂して、それぞれの赤ちゃんのペースでぐんぐん大きくなって、それぞれのタイミングを(特に自然分娩の場合は)赤ちゃんが自分で選んで、出てくるんだから。

帝王切開や早産や、なにかほかの特別な出生だったとしても、その日はあなたがこの世に産み落とされた運命の日なんだと思う。私はね

そんな私は、天秤座の女

天秤なだけに、「バランス感覚が良い」「判断能力が高い」「平和主義者」そこから「社交的」「世渡り上手」場合によっては「八方美人」「人に嫌われたくない」「空気が読める」などと性格診断される。

自分でもコミュニケーション能力は悪くはないとは思うし、空気を読んでその場の雰囲気を良くしようと努める頑張り屋さんだと思う。

人に好かれたいからサービス精神が旺盛で、周囲のみんなに笑顔でいてほしい。

だけど「白黒はっきりさせずにバランスをとるのが上手」とか「自由を好むゆえ人間関係に割り切った一面がある」とかはどうしても納得がいかない。そんなことないのになぁ。

月星座、というものがあるのを知っていますか。

私たちが普段見ているのは太陽星座といって、自分が生まれたときに太陽が位置していた星座のこと。太陽は12の星座を一年間かけて一周する、ゆっくりした周期。

月は、最初のほうでも書いたけれど約28日間周期でくるくると移り変わる。一つの星座には2、3日しか滞在しない。

そんな月が、あなたが生まれたまさにその瞬間に滞在していた星座が、あなたの月星座。

生まれた時間と場所から自分の月星座を割り出してみると、あなたのもうひとつの星座がわかる。

そうよ私は蠍座の女

自由を好む風の星座でさばさばした天秤座に一部納得がいかなかった私は、本能では蠍座なんだと知ったとき、すとんと腑に落ちた。

基本の素質は天秤座だけれど、生まれもった性質として蠍座なんだなぁと、ひとり頷いた。

独占欲が強くて嫉妬深くて一途な蠍座。私は一途ではないけれど、そこは天秤座の自由人な部分が出ちゃってるんだよね?

都合のいい解釈。でも占いなんてそれでいい。

「生と死」「愛情」「性愛」「精神」

そんな蠍座のキーワードを携えて生きていると思うと、ふとした瞬間生きる意味について考え込んでしまうところや、0か100かの極端な思考に深く潜り込んでしまって周りが何も見えなくなるところ、そんな自分の天秤座では違和感があった部分の説明がついた気がして、なんだか気持ちが落ち着いた。

どうやら私は水星星座も蠍座みたい。

そうなの、私、蠍座の女なの

あなたは何座の誰?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?