フリアン監督REVIEW【明治安田生命Ｊ３リーグ第11節】vsカマタマーレ讃岐

【試合情報】

2023明治安田生命Ｊ３リーグ
第11節vsカマタマーレ讃岐
日時：2023年5月27日(土)
スタジアム：Pikaraスタジアム
奈良クラブ 1-1 カマタマーレ讃岐

【フリアン監督REVIEW】

今日の試合に対してですが、通常であれば一度も審判団に対するコメントというのをしたことはないが、今日はそこに対して話をしたいです。
審判団4人の方々は、難しい試合のコントロールだったがしっかりやっていただいた。特に第四審の望月さんがインカムを使ってコミュニケーションを取って判定を修正していた点や、相手がリスタートまでに時間を使うことが多い試合であったが、カードを出さずにコントロールしていた点、アディショナルタイムも時間が止まった分をしっかりと追加していたことを特に称えたいと思う。またそのアディショナルタイムには、試合を決定づけられるPKジャッジを、勇気を持って正解な笛を吹いていただいた。何年も日本でシーズンを過ごして、日本サッカーの成長を目の当たりにしてきているが、それはサッカーの内容だけでなくジャッジの部分、審判団についてもいえることです。インカムやVARなどテクノロジーの進歩も含めて、成長を感じます。本当に審判団の方々に感謝したいと思います。

試合内容についてみると、我々は最後のPKのところで勝つことも出来たと思います。ですが、引き分けというスコアが試合内容に値するのかなと思います。前半、本来するべき奈良クラブの戦い方ができずに、いいプレーが出来なかった。そういったプレーをしていたことを考えると、結果として引き分けというのが妥当かなと思います。

・相手の可変システム（3バック、4バック併用）に対してどう打開しようと思ったか？また試合の収穫は？
ー我々のベーシックな部分というところで、ブロックだとか、スライドをする、チームをコンパクトにするということが出来ていないと相手に付け込まれてしまうというところが、前半に出たと思います。相手がシステムを変えてくるというところを含めても、我々がスライドやブロックを、強度を持って正確に出来ていれば、相手が（危険なところに）入ってくるというのは難しくなっていたと思う。その証拠が後半に出たと思う。後半はチームとしてコンパクトに、攻撃でも守備の部分でもコンパクトに我々のサッカーができたと思う。切り替えの部分だったり、相手の前進に対してしっかりブロックを敷くことで相手を手こずらせた。我々のベースの部分に立ち返ることが大切だと思っている。