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#21_28歳の誕生日、あと10年で死のうと思った。

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「ちょっとテレビ局のアルバイトの仕事、応募してみようと思って。」
受かるか分からないけど、と母に報告をした。

こういった決断を出すのはいつも早く、インプットのスイッチが入っているときは自ら調べ尽くして納得するまで、誰かにアドバイスも求めない主義だ。

ホステス業をそもそも良く思っていなかった母は、アルバイトでもいいから“普通”の仕事に就いてほしいと思っていたことだろう。

私はかなりミーハーで、加えてルッキング主義なのかもしれない。

今からまたどれほど分析を重ねても、きっと私が好きなものは昔から変わらないのだろう。

変わったのは私自身で、その好きなものを突き詰めていく勇気と自信が無かったからで、
自分が自分でその好きな場所までは到底、到達出来ないのだと過小評価していたからだ。

それに世間体や年齢を気にして正社員という雇用形態にこだわり、手取りの給与額で仕事を選び続けたことを
一つの間違いだったと学んだとするならば、違う状況に身を置いて経験しないと気が済まない。

現に、過小評価をしたまま似たような道を繰り返し通ることは経験上想像することは出来ても
到達したいステージを目指すその道を歩いたことはないのだから。

好きな業界で、好きな環境に身を置くことが出来れば
精神衛生上ある程度の安定は得られるだろう。

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自分が周りからどう思われるのか、どう見られているかは
私にとって本当になんの意味もなくて

ダイエットも仕事も恋愛も
自分が自分のために納得できるかどうかが大事なんだと、実体験を通して30になるまで気づけなかったのだ。

足りないものは、ただ追加で欲しいと言えればいい。
我慢や節約が出来ないのなら、望む自分に近づけるまで、ただ諦めないことを決意すればいい。

その道半ば、明日死んでもいいと思えるほどに。

今日一日を後悔しないように生きようだなんて綺麗事は言うつもりはないけれど
毎日自分を好きでいられるその環境を作っていけるのは、間違いなく自分自身だけだ。

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