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今流行っている、ノーコードとは何か?

こんにちは、カードを組み合わせてアプリをつくれる、「ナッピー」の看板犬ナッピーだっピ。今日はノーコードとは何かをみんなに説明するっピ。ノーコードという単語が流行るにつれて、便乗記事もたくさん出てきてしまっているッピ。できるだけわかりやすく書いてみるっピ。

ノーコードはいつから始まったのか?

ノーコードという言葉が流行ったきっかけは、Product Hunt という新しいサービスの告知を行うサイトのCEOのRyan Hooverの書いた「The Rise of “No Code」というブログがきっかけになったと言われています。日本語翻訳記事もあるので、ぜひ読んでみて下さい。

掻い摘んで説明すると、「Everyone’s a maker」=誰もが制作者になるとし、実際Product Huntに投稿されるサービスもノーコードで作られるものが増えてきたよと発言しています。プログラミングコードを書かなくても、Webサイトなどが制作できるサービスとしては、この記事以前にもWixなど多数ありましたが、このブログ記事がきっかけになって世界的にNoCode(ノーコード)という言葉が流行るようになりました。

ノーコードは開発不要ではなく、コードを書かなくてもWebサイトやアプリなどサービスを制作できる手法を指します。日本では開発不要=ノーコードという記事が、ちらほら見られますが、誰もが制作者になれるのがノーコードの本質です

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引用 Raise Of No Code

ノーコードツールの種類

ノーコードツールは大きく分けて、スプレッドシート、つまりエクセルなどの表を使って表現されるデータを元にアプリを作成する「スプレッドシート型」、プログラミング言語を打ち込む代わりにマウスを使ってプログラミングを行う「ビジュアルプログラミング型」、システムに対する機械の窓口でとなるAPI同士をつなげる「IPaaS」の3タイプあります。IPaaSの役割は、後ほど解説しますので、まずは「スプレッドシート型」と「ビジュルプログラミング」型のプレーヤーを紹介します

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スプレッドシート型

スプレッドシート型の肝は、データからどのユーザインターフェースが最適化を特定する技術です。Googleの提供しているAppSheetではAIを活用しています。例えば「2020/09/17」や「2020年9月17日」は日付型として判定し、入力画面にはカレンダーを表示のようなことを、AIを使って実現します。

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スプレッドシート型の2つ目の特徴は表計算です。2019年冬のY Combinatorに採択された、Glideでは徹底的に表計算に寄せているのが特徴で、LOOKUPなどエクセルではおなじみの関数が使えます。表計算の知識を持っている人が高速でアプリを作ることができ、モバイル最適化が行えるのを売りにしています。

ビジュアルプログラミング型

ビジュアルプログラミング型は、プログラミングコードを打ち込む代わりに、マウスを使ってWebサイトなどのサービスを作る方法です。2011年に創業したBubbleと2016年に創業したAdaloが著名です。ビジュアルプログラミング型は非エンジニアがアプリを制作できるようになるというよりは、システム開発の概念を理解した人が高速に開発できるという趣が強いです。

AdaloはReact Nativeという、Facebookの開発した、IOS/Androidアプリを開発できる仕組みの上で開発されており、React Native製のアプリを高速で開発できる仕組みとなっていますが、その反面データベースの知識は必要で、初心者にとっては難しくなっています。

データベース等の開発知識を習得すると、通常1カ月程度かかるアプリを3日程度で作成できるなど、大幅に高速化できます。

また従来のプログラミングでは、開発環境のセットアップなど、最初の1歩が難しく初見殺しでしたが、Adaloは完成したアプリをベースに変更を行えるため、プログラミング初心者が初めて開発を行うのに最適です。

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IPaaSはデータをつなげる

ZapierなどのIPaaSを使って、様々なソフトウェアのデータをスプレッドシートに連携することで複雑なシステムの開発が可能になります。

ノーコードが切り開く未来

ノーコードツールによって全人類がサービスを開発する時代になると言いたいところですが、実際は全人類がビジネスにアプリを活用できるようになる未来が来るでしょう。

エンジニアの数は非常に少なく、まだ給与が高額になっており、多くの人はまだまだアプリがすべての商売人に行き届いてるとはいい難い状況です。Ruby on Railsが開発業界を席捲したように、世界中のあらゆるサービスがノーコードで作られる時代も近いでしょう。

最後に宣伝です

カードを組み合わせてアプリを開発できるナッピーを作成しています。このノーコードツールは従来のビジュアルプログラミング型では必要だった、データベースの知識を不要にし、誰でもカードを組み合わせるだけで簡単にアプリを作成できます。

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カードはすべてFlutterで作成されており、カードを自由自在に組み合わせることができるのが特徴です。

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カートに入れるなどの機能もカードというメタファーに含めているため、プログラミング知識のない人でも簡単にアプリを作成でき、従来のノーコードツールに比べて大幅にノーコーダの人数を増やすことができます。

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Nappyを使ってアプリの開発を行う「ギグワーク」を生み出していこうとしています。ツールの開発を手伝ってくれる人はお気軽にご連絡ください。
https://twitter.com/napps_nappy


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