「霧笛」を入れた箱には鍵を掛けていない。
”決して帰らぬ者の帰りをいつも待っているということ。愛されている以上にいつも何かを愛するといういうこと。”
ぼくはなぜブラッドベリの物語に惹かれるのだろうか?と考えた。
『たんぽぽのお酒』、『とうに夜半を過ぎて』、『さよなら僕の夏』は、本棚の前列にいつでもスタンバイしている。
『火星年代記』、『何かが道をやってくる』、『華氏451度』は第二列。
変な言い方だけど、ぼくの好きなブラッドベリの物語はSFっぽくない。
大前提のSF要素をすっ飛ばして物語に没入できる作品が好き!と