もちぐまん

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2022年2月上旬のよかったコンテンツ

なんとなくまとまった形でよかったコンテンツの話をぽつぽつした気分になったのでこういうのをやってみます。続くかは分かんない。 児玉雨子と宇佐美りんの短編、それもテーマが「母」、読みたい読みたい読みたい!!!!とかなり楽しみにしていたのですがどちらもとても良かった。 宇佐見りんは「かか」も「推し、燃ゆ」も面白いけど私と全然視点が合わないなという印象があり、私向きの作家さんではないと思っていたのに、今作ではしっかりと肩がぶつかってきたのが嬉しかった。まったく歯車がかみ合っていな

    • 大正×対照アリス 感想

      ※過去にはてなブログに掲載していたものを加筆修正して転載しています。 「私はね、好きな人が幸せな結末を迎えられればそれで良いの」 クレイジーだとかハッキリいって頭がおかしいとか散々言われ放題な理性的アッパー基地外恋愛脳美少女有栖百合花ちゃんによる大胆不敵で一途な王子様救済の愉快痛快純愛物語。 まずはじめに構造の話をしますが(構造萌えの人間なので)、いろんな男の子達を別々の世界でそれぞれのハッピーエンドへ導いていたと思ったら、実は全部同一世界線の話で、救っていたのはただ一

      • Collar × Malice 感想

        オトメイトの大人気タイトルです。久々のオトメイトで楽しめるかな~と身構えていたのですが、総合点が高いというか、非常に優等生的な作品で、私のように久々に全年齢の乙女ゲームに触れる人間にはうってつけだったんじゃないかな〜と思いました。 シナリオライターを調べたところ比較的色の強い方々が集まっており、その余波かルートごとによってヒロインの市香の印象がややぶれるのは気にはなったのですが、その代わりにこの手の真相に迫っていくゲームではあるあるな「あ、これ完全に捨てルートだ…」と感じて

        • 黄昏のフォルクローレ 感想

          ※過去にはてなブログに掲載していたものを加筆修正して転載しています。 プレイ後にふせったーになげたものをざっくり清書したもの。あくまでざっくりなので自分記録用でしかないのでネタバレ有且つ不親切な文章です。 物足りなさや不満点はあるものの、こと有馬とすぴかというメイン二人の関係性に焦点を当てて加点式で点数つけるとゼロをいくら付け足しても足りないくらいに良かったので、手放しに最高!というわけにはいかないけれどやってよかったと思うし期待した分のものは得られたかな~という感じ。

        2022年2月上旬のよかったコンテンツ

          乙女理論とその周辺 感想

          ※この記事は過去にはてなブログに掲載していたものの転載です ほぼりそなルートへの言及のみ。 個人的にりそなルートで一番気になっていたのは価値観が昭和並にガチガチな朝日がどうやって近親相姦(それも義理ではなく異母とはいえ血縁)に踏み込むんだろう、というところだったんですが、元からお互いを大切に思い心が通い合っていた2人が、その延長線上で兄妹という関係のまま恋人になっていく様子がすごく丁寧に描かれていて、とても説得力のある√担っていると思いました。 プレイする前は、りそなか

          乙女理論とその周辺 感想

          芙蓉の浄土に安き給う 感想

          芙蓉の浄土に安き給う サキュレント https://www.dlsite.com/girls/work/=/product_id/RJ319615.html 久しぶりに乙女ゲームをプレイしたのでリハビリに感想を書きます。 こちらの作品、美麗なキービジュアルに「ストリッパーのヒロイン」「貧民窟出身」「元ヤク中の幼馴染」「金持ち男の寝取り」と惹かれる要素山盛りで発売前からとても楽しみにしていました。サキュレントさんの作品をプレイするのははじめてだったのですが、過去作がどれも色

          芙蓉の浄土に安き給う 感想