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V6の「。」

11月1日から半月が経ちました。まだ現実感がありませんが、思ったことをつらつら書き並べて「ありがとうV6」の思いを伝えられたらと思います。

中居が金スマでタッキーに、ちゃんと「。」を付けて終わらせないといけない。応援してくれた人たちが前に進めるように。というようなことを話していました。自分たちは「。」で終われなかったと。そんな言葉を聞いていたので、私はV6が届けてくれる「。」をすごく意識していたような気がします。


3月12日、大切なお知らせがあるとファンクラブのメールが届きました。ファンクラブのページに思いを綴った文章が載り、動画で自分たちの思いを直接伝えてくれました。たくさん話し合ったこと。ファンのことが心配だということ。なんとか受け入れてほしいということ。自分たちの言葉で自分たちの思いを伝えてくれたことはありがたいことでした。最初の大きな「。」です。

その後はあまり動きもなく、V6がなくなった未来を考えては娘と「やだ」を連発してました。「大丈夫?」と連絡をくれる友達にも「多分人生変わっちゃうと思う」と返事をするほど、とにかく重苦しい日々を過ごしていました。

6月2日、「僕らは まだ / MAGIC CARPET RIDE」発売。
7月19日、ライブツアー発表。
7月2日、アルバム「STEP」発売決定のお知らせ。

いよいよ終わりに向けて動き出したなあという感じ。いつもなら楽しみでしかないお知らせも寂しさの方が大きくて。でもそれも、最後だと受け止めるための「。」でした。
SMAPは終わってみたら「ああ、あれが最後だった」ということだらけでしたから。

記念アイテムのパールネックレス「Timeless」が発売されたのが8月半ばだったと思います。
健ちゃんがラヂオで語っていたこと。
「みんなは特別だよって感じてもらえる物を手にしてもらいたかった。ファンにとって解散は大失恋だから、それが届くまで11月1日で終わりじゃないって思える時間にもなる。」
はじめは「11月1日の後に届いても悲しいだけ」と思っていましたが、健ちゃんがどれだけファンのことを思ってくれているか、ラヂオを聞いてありがたくその思いを受け取ろうと決心。購入する日は11月1日大失恋の日と決めていました。ネックレスが届く日まで先延ばしの「。」があることに感謝です。

三宅健のラヂオ 9月6日https://www.bayfm.co.jp/program/miyake/program/2021/09/07/2486/

アルバム「STEP」はシングルが1曲もない最新曲撮り下ろしのアルバムでした。「今のV6を届けたい」というコメントをよく聞きましたが、「今のV6=解散」と意識するとボロボロ泣いてしまう曲がたくさんあって。でもこれが彼らの「今」なのだと思うと自然に受け入れられるようになりました。もちろん悲しさ寂しさでいっぱいでしたが、アルバムを通してメッセージを受け取れたのは幸せなことなんだと思います。

9月4日、ラストツアー「groove」が福岡からスタート。終わりの始まり。前日は眠れませんでした。
「今のV6」と事あるごとに言っていたので、アルバム中心で過去は振り返らずに前を向いていこう的なセットリストになるのかなあなんてぼんやり思っていました。が、アルバム曲をはじめ初披露曲あり、定番曲あり、懐かしいトニカミ曲あり。更に最後には今の自分たちの思いを曲にしたという未発表曲「目を閉じれば」。これなんかまさに「。」…っていうか「!」ですよね。毎回イントロが流れるだけでダダ泣きでした。
アンコールで「本日は最後の日で♪」と歌い、光の中に消えていく演出は、その日をこうやって迎えるのだと想像して悲しくもありました。でもそれが吹き飛ぶくらい集大成となるようなすごいコンサートだったと思います。オーラス後のテレビ誌のレポでは「愛にあふれたラストライブ」と書かれていました。本当にその通りで、メンバーからの愛をいっぱい受け取れたし、ファンも愛を伝えられたと思います。この人たちを好きになって良かったと心から思える時間でもありました。

ツアー初日にはベストアルバムの発売も発表になりました。発表時にはアルバム名も決まっていなくて。400以上ある曲の中からメンバーが話し合って収録曲を決めたということでした。「この曲にはこういう思い入れがある」とメンバー同士でプレゼンして選ばれた楽曲たち。結果泣く泣く諦めた曲もあるそうです。これもファンに届けてくれた心のこもった「。」だと思います。
宝物です。

だんだん11月1日が近づき「最後の出演」となる音楽番組が続きました。

自分用メモ
【10/15 Mステ】
「Full Circle」「TL」「TAKE ME HIGHER」「Believe Your Smile」「HONEY BEAT」「愛なんだ」「over」
【10/21 SONGS】
「TAKE ME HIGHER」「Darling」「HONEY BEAT」「WAになっておどろう」「TL」「Heart Beat Groovin'」「愛のMelody」「羽根〜BEGINNING〜」
【10/22 バズリズム02】
「Sweet Days」「愛なんだ」「Full Circle」
【10/23 MUSIC FAIR】
「MAGIC CARPET RIDE」「太陽のあたる場所」「Darling」「WAになっておどろう」「Full Circle」
【10/25 CDTVライブ!ライブ!】
「家族」「MUSIC FOR THE PEOPLE」「愛なんだ」「WAになっておどろう」「目を閉じれば」

重複もありますが、なんと18曲!
選曲にもファンへの心配りが感じられました。さまざまな形でファンにもファンでない人にも「。」を届けて区切りをつけたという気がします。

解散前に発表されたV-Landもトニ健准のファンクラブ発足も、11月1日が「。」ではなく「、」のような気がして救われました。オーラス直後には「WANDERER」という新しい映像の配信もあって、ダブルアンコールのような感覚で見ていました。そこでも新曲が歌われていて、音源化されたらいいなあと思っています。これからさいたまスーパーアリーナのコンサート映像がAmazonプライムで配信されますし、名前入りベストアルバムのアドベントカレンダーを開いていく楽しみもあります。

まだまだ書き足りないほどに、V6はたくさんの「。」を私たちにくれました。とても丁寧に、誠実に。そんないくつもの「。」が連なって、一つのストーリーになっているような。今はそのストーリーが未来へと続いていくような気さえしています。「。」のおかげで前に進めると思います。

解散発表後のシングル「僕らはまだ」の一節。
  バラバラだった僕らの破片は
  一つになろうとしている
解散でバラバラになるんじゃなくて、一つになって終わったんだな…と、心はまだ追いついてはいませんが、頭のどこかで納得している自分がいます。こんなに私たちのことを考えてくれて、V6ファンは幸せです。
ずっと笑顔だった彼らに応えなければ。

最後にあの日言えなかった言葉を。
11月1日、26周年おめでとう!

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