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まだ見ぬソール・ライターを眺めて…

ソール・ライターの写真集、「まだ見ぬソール・ライター」が届いた。
内容や構成された写真については詳細は記載しないし感想も書かない。
というより僕はただの普通の人なので、僕ごときがどうこう批評出来る立場でもなければ学もないし、また大した感性もない。
ただ、言えるのはそれは観る人でそれぞれ受け止め方や感じるものが異なるからであり感性や感受性によるものだから。
ただ、写真については書かないがこの写真集を企画した人達の出版に至るまでの心情や苦労についてはとても内容が良かったと書き留めておきたい。
ソール・ライターに関わった人がかなり悩み、そして信念の下に世に出された写真集であると。
常々、亡くなった人の作品集は誰がどのように考えて世に出てくるのか気にはなってはいた。
この写真集はソール・ライターという人とその人に深く関わった人達が故人となったソール・ライターに生前から晩年、そして死後においても向き合い一つの答えとして出版されたものだと思う。
ソール・ライターの写真ではなくその写真を撮ったソール・ライターという一人の素晴らしいフォトグラファーを知るにはとても良い写真集であり掲載された写真とそれ以上の価値がある写真集です。

また、ソール・ライターは「ある意味、時間は写真家の味方なのです」と言っていたらしい。
これはおそらくその通りで有名で素晴らしい写真家の方々の作品は時間が味方してくれているものも多い。
時間によって写真が熟成されるというのか…
そのような部分も写真にはあると思います。
最初はあまり期待していませんでしたが「まだ見ぬソール・ライター」、ソール・ライターの写真が好きな人も、写真を撮るのが好きな人にもお勧めです。
是非。

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