2023年4月から使える子どもとの信頼関係を作れる先生の振る舞い


いぇーい。 最近先生系のnoteを読んでくれてる人がいるので、それを書こうと思います。

何かこういうの書いてくれ、というのがあればリクエストぜひしてください。


今日は、4月から使える子どもと出会ってから信頼関係を得るまでの方法。

先生は、リーダーです。組織のリーダーとして、子どもたちの自立的、協力的な態度を育てていくのが目的です。

なので、先生として信頼されることは絶対条件の一つです。組織のリーダーも同じことが言えます。

今日は俺が思う(そして有効だった)出会ってから子どもたちと信頼関係を築く3つのステップを紹介します。

① 安心感
② 尊敬
③ 信頼

この3つです。

①安心感

俺たちは先生としてポジションを与えられています。努力して勝ち取ってその子たちの担任や指導者になる必要はありません。なので、「先生」としてみてもらうというところからゲームはスタートします。

ここで大事なのは、子どもたちにとって自分が「安全かどうか?」です。

危害を加える人ではないか?
必要以上の負荷をかけてくる人ではないか?
自分の考えを押し付けてくる人ではないか?

これが最初に気になるポイントです。自分がこれから過ごす空間時間が、安全になるかどうか?を子どもたちは確認する必要があります。


② 尊敬

次に尊敬です。一旦安全を感じられたら、次は「この人についていく価値があるか?」です。

指示を聞く必要があるか?提案に魅力はあるか?人として頼りになるのか?

ぼくたちの指導をするなら、それに値することを教えてくれ。ということです。これには、いろんな要素があります。教え方や説明がうまい、字や絵が上手い、スポーツができる。

見通しが立っている、嫌なことをやっている人をきちんと注意してくれる、身なりが整っている、どんなことでも、「この人は尊敬に値するな」と子どもが思う必要があります。

つまり、「この人の話は聞く価値があるな」という状態です。ここで欲を言えば、うちに帰ったあとに保護者に「良い先生だった!」と言伝てもらえるくらいインパクトがあると本当にいいです。不安なのは親も一緒なので、子どもが先生を好き、というのはこの上ない安心材料です。

③ 信頼

これで、信頼される土壌が整いました。安全が確保され、一目置く価値があるな、と思ったら、ここから信頼関係を築いていきます。ここからは時間をかけましょう。①②時間をかけるのは逆効果です。ただし、①②ができたら、ここからはじっくりです。一人一人との関係を結び、楽しさと、学びを交互に提供しましょう。この人といる時間が心地よい、と感じるまで価値を提供し続けます。

それと同時に、規律についての言及を行います。線引きです。これはよい、よくない、これは先生がやる、これは君たちがやる。秩序です。人間関係ができたら、秩序を作ります、そこに納得感があれば、必ず同意は作れます。その後は、それに則って、指導していきます。先生が正しいからではありません。みんなが同意したからです。社会のルールと一緒です。ですから、ルールを決めるときは、倫理に注意しながらあらゆる意見を許します。子どもが見えていないことは想像させます。でも強要しません。こんな風に徐々に進めていきます。


ここでは、ひとりの先生と、集団の人間関係の作られ方について触れてるので、集団づくりについての後半は大きく触れませんが、とにかく、リーダーとして最初から登場する、という稀有な状況が先生です。それに見合った立場の取り方をする必要があります。

素敵な学級の立ち上がりを作ってください!

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