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悩む生き物・人間

人間とは超豊かな生き物だ。
地球上の生物の中でも、特に生きることに困らないくらいとても豊かな生き物だ。

まずは食べられることがない。
自然界だと、そこは弱肉強食の世界であり常に弱い立場の生き物は強い立場の生き物の餌となる。
ところが、人間界においてそのルールは適用されない。むしろ弱い立場の赤ちゃんであれば周囲のサポートがしっかりしている。両親をはじめたくさん大人たちから大切に育てられるのだ。
おそらく僕も赤ちゃんの頃はみんなに可愛がられてチヤホヤされていたのだろう。

次に食べ物に困らない。
私たちが住む日本において食料に困ることはありますか?今日の飯がないと隣人と争いをしたこと。食べ物が無くて隣人の畑の野菜を盗んだこと。そんな経験をした人はとても少ないであろう。現在の日本において、食料は毎日大量に捨てるほどある。捨てるくらい食料がある豊かな生活なのだ。

これだけ豊かにな生活にも関わらず、人は悩み苦しむ生活をしているのだ。
人間とは面白い生き物である。

僕は自然界の動物の気持ちを知ることはできな。が、おそらく自然界の動物たちは常に真剣に生きていると思う。いついかなる時も、天敵から我が身を守らなければならない。子孫を反映するために、弱い我が子を命懸けで守らなければならない。
悩んでいる暇などないと思う。

しかし、私たち人間はどうだろう?
あいつがどうだとか、こいつがどうだとか、さまざまな悩みを抱えて生きているのだ。
そう思うと、悩めることは豊かな生活ができているからなのかもしれない。

もし、生きるか死ぬかの世界で、弱肉強食のルールがあったのなら、呑気にテレビを見ていることなどありえない。テレビから流れる芸能人のスキャンダルにたいしていちゃもんを言う暇などどこにもないのだ。

私たちはとても豊かすぎる環境の中に生きていることを自覚してほしい。
これを読んでいる人は間違いなく豊かだ。
あなた自身色々と悩む点はあるかもしれないが、その悩みに対して頭を抱えられること自体幸せなことだということ。

あなたが抱えている悩みはなんですか?
その悩みも、こうして生きることが当たり前のような環境だからこそ悩めるのだと思うとなんだかちっぽけになりますよ。

私たちが生きている今は、悩みで頭を抱えられるくら豊かになっています。
豊かすぎる生活環境が故に、ラクな方へラクな選択をしては後悔をしてまた悩むという悪循環になっているかもしれません。

時々、ご自身が置かれた環境を遠くから見てみてください。
きっと文句のつけようがないくらい豊かな生活をあなたはしているはずです。

どうか今を生きるお互い、「今を真剣に」「今を楽しく」「今を笑顔で」暮らしましょう。

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