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ポンコツ大学生のためのWeb系IT企業エンジニア就活準備セット【随時更新】

こんにちは。エンジニアの直也です。

簡単に自己紹介すると、

同志社大学情報系学科卒業 > Yahoo! JAPANで3年エンジニア > 現在ベンチャー企業でエンジニアをやって3年目です。

TikTokYouTube「直也テック」もやっています。

自分はポンコツ大学生でした!浪人、留年、休学、大学の学科の成績最下位、バイトも10回以上不採用のコミュ障でまさしくポンコツでしたが第一志望のヤフーに就職することができました。ポンコツだったのでそれなりに準備して就職活動に臨みました。何もしないで就活をやるとポンコツなので書類選考で落ちてもおかしくないです。みなさんにはそうなってほしくないので本記事ではポンコツ大学生がWeb系IT企業に内定をもらうために準備すべきことを共有します。

ポンコツ大学生とは?

浪人、留年、消極的な理由で休学、コミュ障、大学の成績悪い、大学の体育会の部活動に入っていない、ギャンブルや麻雀に膨大な時間を注いでしまった、バイトもしていない、大学生の時にこれといったがんばったことがなく、日々惰性で生きて大量の時間と学費を浪費してしまっている大学生と定義します。

ポンコツ大学生の心構え

自分がポンコツであることを自覚し、大学生であることに感謝しましょう。間違ってもおごったり調子にのってはいけません。謙虚でいましょう。

Web系IT企業の就活で大切な3つのこと

①人間性
②社風に合うか
③成長するヤツかどうか

↑この3つが非常に大切です

基礎能力「書く能力」

上に示した3つのことを採用担当者に示す必要があります。Web系IT企業の人事は忙しく、まずポンコツ大学生の話を聞く余裕はありません。

なので最初の接点は書類選考の書類となります。ここで文章を書く力が非常に重要となってきます。文章力がないとどんなにプログラミングをがんばっていても落ちます。だから文章力を磨きましょう。以下のことをやってください

一週間に2冊は本を読む習慣をつける

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興味のある分野の新書、単行本を読みましょう。小説は内容が主観的すぎるのでやめましょう。自己啓発本は読書じゃないのでこれも除外。

どんな本を読めばいいかわからないなら「honz」を参考にしてみてください。

400文字以上の文章を書く習慣をつける

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書類選考で書く文章は400字程度でまとめることが多いです。なのでその練習をしましょう。やりやすいのはブログで読んだ本の感想を書くことです。

これに加えて文章の書き方自体も学びましょう。おすすめの本があるので以下を読んでください。


人間性

人間性めちゃくちゃ大事です。信頼できるかどうかです。いいヤツかどうかです。なので倫理観がなかったりするとかなり厳しいのでそのときは諦めてください。

倫理観は持ち合わせているが人から信頼されていないと感じる人は、まずは1日1回他人から「ありがとう」と言われるような行動をしてください

すごいバカらしいアドバイスかもしれませんが、人気企業で働く人の人間性は非常に高いです。ポンコツ大学生から見るとみんな聖人に見えます笑。

社風に合うかどうか

「コイツはヤフーっぽい」「サイバーエージェントっぽい」「楽天っぽい」そんな雰囲気が出せるかどうかです。

といっても雰囲気がわからないと思うのでぜひインターンシップに参加して現場の社員がどんな人か見ましょう。

またインターンに参加できない場合はTwitterで社員を見つけて「1時間に5000円払うのでzoomで就活相談させてください」とDMすれば応じてくれる方もいると思います。(5000円も払えねーよ!という方はお金ではなく情に訴えてください笑)。

成長するヤツかどうか

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エンジニアは自分で勝手に学んでくれるタイプが評価されます。世の中の技術の変化がとても早く、一から全部教える余裕がないからです。

だから入社して成長するヤツかどうかは重要です。もう少し言葉を足すと成長スピードが早いかどうか、一定の期間でどれだけのことができるようになったのかを他人に説明できるようにすることが重要です。

Web業界ではアウトプットが評価されます。口で説明するだけではダサい、説得力がないという文化があります。だからポンコツ大学生もWebサイト、Webサービス、スマホアプリ、ゲームなどを作って成果物を示す必要があります。

制作のストーリーが大事

成果物を示す資料をポートフォリオと呼びます。Web系IT企業の就活生の中にはポートフォリオという言葉をすでに知っているかもしれません。

時々就活生の中で「メルカリのようなフリマアプリを自分で作れたらポートフォリオとして合格ですか?」という質問する人がいます。

答えは「知らん」です。これだけでは成長スピードがわからないです。

じゃあ例えば「2週間でメルカリのようなフリマアプリを自分で作れたらポートフォリオとして合格ですか?」という質問はどうでしょうか。これは成長スピードを文字として書いただけです。採用担当者には伝わりません。もっと言うと採用担当者の心は動きません。面接が終わって同僚にこの話をすぐに共有したいと思うでしょうか。たぶん思わないでしょう。ワクワクしないですもの。

もっと応募者にしか語れないストーリーを話すべきです。なんでそのフリマアプリを作ったのか?この問いだけで1時間は喋れるくらいが理想です。

(本記事ではあくまで"新卒就活"用のポートフォリオについて話しています。中途採用、実務未経験からの転職の人が使うポートフォリオはもっと実践的内容が必要です。他のYouTuberの方がポートフォリオという言葉を使う時それがWeb系IT企業新卒採用のためのものかしっかり確認してください。そうでないと混同します。)

ストーリーが生まれる仕組みを作る

フリマアプリを作って誰も使わないなら語れることは少ないでしょう。だから作ったものを友だちに使ってもらいましょう。そうすると自分が予想もしていなかった反応が返ってきます。「このボタンは使いにくい」とか「写真が大きくて見やすい」などです。このようなフィードバックを通してまたフリマアプリを改善していきます。

今度はTwitterで告知して友だち以外の人にも使ってもらいましょう。ただツイートするだけでは使ってもらえないかもしれません。何か工夫が要りますよね。ツイートするときに写真や画像をつけると興味を持ってもらいやすくなるかもしれませんね。

このように

作る => 他の人に使ってもらう => フィードバック => 改善

を繰り返すと話すネタが自然と生まれてきます。知恵を絞らなければならない場面がたくさん出てきます。そんな困難なときにあなたがどう行動したのかこれが採用担当者が特に聞きたいことです。

私からのアドバイスは「何か作る時は常にこのサイクルが回るようにしよう」というものです。

サイクルがグルグル回ってストーリーを語れれば良いのでユーザ数は多くなくてもいいです。数人、数十人規模でも大丈夫です。

何を作ればいいのか

何を作ればいいのかわからない人もいると思います。私は「使ったら便利なアプリ」をおすすめします。なぜかというと課題が明確で取り組みやすいからです。

反対に「おもしろいゲーム」を作るというのは難易度が高いです。おもしろいの基準が人によって違います。ゲームを作ったことがない人がおもしろいの定義ができるようになるためには時間がかかりすぎます。

これを踏まえて使ったら便利なアプリのアイディアを思いつく方法を以下に示します。

1.自分が欲しいもの

まず自分が欲しいものです。「これあったら便利だろう」というものがないか自分の生活を思い返してみてください。これの良いところは自分が欲しいものなので制作のモチベーションが維持しやすいことです。

例えばカップヌードルをよく食べるなら「すぐに3分時間を測れるアプリ」です。このような簡単なアプリで大丈夫です。

2.友だちが欲しいもの

友だちが欲しいものを作るのもおすすめです。これはフィードバックをもらえるのでサイクルが回りやすいのが利点です

例えばジムで筋トレをする友だちの悩みが「やる気が続かない」だとします。モチベーションがあがる筋トレ動画をおすすめするLINE botとか、いつ何kgのベンチプレスを上げられたか記録できるアプリとかです。

「ジム行け!!」とリプライするTwitter botでもいいかもしれません。

3.世の中の人が欲しそうなもの

世の中の人が欲しているものを作ると話題になりやすいです。

例えばコロナ対策がされているレストランがわかるアプリ、新しくYouTubeを始めた芸能人が一覧でわかるリストを作る(プログラミングを用いて大量に集計する)とかです。

作るものを決めてプログラミング言語の勉強を始める

まず作りたいものを決め、それから必要なプログラミング言語を始めるのが良いです。

例えばスマホアプリを作るのに必要なこととTwitter botを作るのに必要なことは全然違います。

具体的な勉強の仕方は

1.作りたいものを決める
2.作るために必要な技術やプログラミング言語を調べる。
(Google検索、teratailなどの質問サイト、
TwitterでエンジニアにDMして聞くなど)
3.progateやドットインストールで必要なプログラミング言語の基礎を学習
4.既存のアプリ・似たアプリと同じものを作る
5.オリジナルの成果物を作る

という手順を踏めば大抵のものは作れます。

志望動機はサイクルを回す中で見つける

ポンコツ大学生は学生時代に頑張ったことがないと思うので過去を振り替えて頑張ったことを思い出すみたいな時間は無駄です笑。諦めましょう。

制作サイクルを回す中で感じたこと、課題に思ったことから発想すると良いです。ただし本気で試行錯誤してアプリケーション制作に向き合うことが絶対必要です


余裕がある人向け: コーディングテスト対策

LINEなどの人気Web系企業では採用試験にコーディングテストがあります。LINEはWeb系IT企業の中で難易度が高い企業なのでここまで入念に対策する必要はないかもしれませんがアルゴリズムとデータ構造は勉強しておいたほういいです。

ヤフーや楽天でも過去Webテストのような形式でコーディングテストが実施されました。なので上の動画内で説明したAtCoder,LeetCodeを使ってアルゴリズムとデータ構造を勉強しておきましょう。

しっかり対策すると数ヶ月はかかりますので早めに対策することをおすすめします。

資格は必要か?

資格についての考え方はこちらの動画を参考にしてください。要約すると学習の指針として資格勉強は意味あるが、採用時の配点は低いです。


以上です。随時加筆予定です。ポンコツ大学生の皆さん、一緒にがんばりましょう!

何か相談があれば Instagram(@naoya_tech)のDMにご連絡ください。

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