#4 水曜日の電話

ある水曜日の夜に電話をした話である。私は彼女に電話をした。会えていない彼女との電話で元気を出すわけでもなく、距離を置きたいからである。私は仕事が忙しく、資格の勉強も行い自分自身にあまり余裕がない日々が続いている。彼女にもLINEの返信が遅くなり、最近はデートもあまり行けていない状況が続いている。そんな中で私は自分のキャパシティのことを踏まえ彼女と距離置きたいと思ったのだ。昔から無理をしてでもやり通すことをしてきたが、毎回疲労を抱えながらと自分でも理解していた。

電話をかけた。自分の今の気持ちを伝えた。

彼女は泣いてしまった。私も泣いてしまった。過去を踏まえ彼女は距離を置くことに対して拒んだ。少し私は心の中でいらついたものがあったが、別れる寸前のような感情に襲われた。過去のデートが頭の中でよぎった。

泣きながらお互いに今言いたいことを話。程々に連絡を取ることに落ち着いたのであった。

そんな、水曜日の電話があったことを考えながら日曜の夜に私はこの文章を書いている。明日からまた仕事だ。無理のない範囲で勤めよう。

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