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生まれ育った街で愛するクラブと共に生きる人生
地元クラブと人生を歩む始まり
私の地元旭川にはJリーグクラブはありません。子供の頃からJリーグのある街の人達が羨ましくもあり憧れていて、いつの日か旭川にも愛するクラブを応援する日常が生まれて欲しいと願っていました。
社会人になり21歳の時に地元旭川でVERDELAZZO(ヴェルデラッソ)旭川というクラブに出会いました。このクラブはJ1から数えたら6部にあたる道央・道北ブロックリーグに所属しています。
出会った当時このクラブにサポーターはいませんでした。そんなスタンドに1人目のサポーターとして立ちました。
応援の知識はありませんでしたので、ラッカースプレーと布を見よう見真似で作り、太鼓を買って選手達のために応援を始めました。
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サポーターとしての第一歩
見ず知らずの若造がいきなりやって来て、横断幕を掲げて応援を始めて選手達も戸惑ったと思いますが、最初の頃は1人で声を出す勇気が出ずに90分試合を見て試合後にヴェルデラッソとコールするだけという試合が続きました。
チームも勝てない試合が続いたなかで、クラブのマネージャーさんから今日な声を出して応援をしないのかな?と選手が言っていましたよと言葉をもらったことがありました。私にとってこの言葉がサポーターとしての大きな分岐点になりました。
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それから声を出してどんな時も応援するようになり、選手達の名前をコールするようになりました。その姿をSNSを通して発信していると、このクラブの存在を知ってくれた人達が一緒に応援したいと集まってくれるようになりました。
初めてのチャレンジの年
2016年はクラブにとって初めての北海道リーグへの挑戦のシーズン、私にとってはサポーターとして初めてクラブを応援するシーズンになりお互いにとって1年目のチャレンジの年でした。
開幕戦は0vs11で敗れて、その後も1勝を掴むことが出来ずに開幕から10連敗で降格が決まりシーズンは0勝1分13敗で敗れました。どんなに負けても、次の試合はやってくれると信じて札幌や岩見沢、帯広にも行って会場から声援を送り続けてきました。
最終節は十勝フェアスカイ(現十勝スカイアース)に2vs6で敗れましたが、FW及川選手が1点目のゴールを決めた後にサポーターの方に走って来てくれて、手を挙げてくれた時に選手達との距離が縮まった瞬間でした。
試合後に選手達がスタンドに来てくれて私の想いを述べた後に、選手達からも言葉をもらいプレゼントまでいただきました。試合後に選手達と一緒に撮った写真は忘れられません。
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2年目のシーズンは歓喜の1年に
2017年には初勝利を見ることが出来て、結果リーグ優勝をして室蘭で昇格をかけたブロックリーグ決勝に挑みました。
初戦はPK戦の末に敗れてた後に、選手達がスタンドに挨拶に来てくれました。下を向いている選手がいるなかで、DFだった16番上村選手は選手に語りかける私の目をじっと見てくれている姿を見て、明日は勝てると根拠のない自信が湧いてきました。
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勝てば昇格が決まる翌日の試合でゴールを決めたのが16番上村選手でした、その後もゴールが決まり勝利を掴み1年での北海道リーグ復帰となる昇格を掴むことが出来ました。
試合後に選手達がスタンドに上がってきてくれて挨拶をしてくれた室蘭での忘れられない2日間です。
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選手と分かち合った忘れられない瞬間
2018年は北海道リーグ再挑戦のシーズンになりました、なかなか勝てない苦しいシーズンになりましたが、1点差で敗れるなど惜しい試合があったり千歳では道リーグ初勝利を掴んだり2016年よりも確実にレベルアップしていると感じましたが、残念ながら再び降格という苦いシーズンになりました。
この年はリーグ戦とは別に全国を目指した大会が旭川で開催されました。
ゴールを決めたMF14番鈴木 純選手がスタンドにいるサポーターのところに走ってきてくれました。ゴールを決めた選手が走ってきてくれたのは初めてで、どうしたらいいのかわからずにスタンドを降りて選手達と抱き合って喜びを分かち合いました。この光景はサポーター人生で一生忘れられない瞬間でした。
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8年間サポーターをして広がった光景
そして2019年からクラブは5年間、道央・道北ブロックリーグという北海道リーグの1つ下のリーグに所属しています。
コロナ禍を経て、VERDELAZZO旭川に最初に出会った日から8年が過ぎました。1人でスタートしたサポーター活動は今では大人の人達はもちろん、小さな子供達も一緒に応援してくれるようになりました。
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子供達が家に帰ったあとや公園で遊んでいる時にもチャント(応援歌)を歌っていますよとお母さんから動画を見せてもらったり、素敵なお手紙をもらった時には溢れそうになりました。
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自分より年上の仲間からも地元旭川で楽しく応援出来るクラブに出会えて感謝しているよと言ってもらえることは、1人で応援を始めた私にとってこれ以上幸せなことはありませんでした。
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最後に伝えたいこと
愛するクラブと人生を生きるのはJリーグのある街だけではありません。
Jリーグのない地元旭川にも人生を共に歩む幸せがあります。
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オラが街には頑張っているサッカークラブと素晴らしい選手達、スタッフの方達がいます。是非知って応援してもらいたいです。
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