複雑で濃い味わいが好き

「すぐに、今すぐに・・・」見たい世界や望んでいる世界にいくというよりかは、そのための道順を追っていくということが大切なのだ。

巷では、見たい世界はすぐに見れるし行けるし、意識が変われば、そこにある・・・という文脈もある。風の時代とでも言おうか。

それはきのこ的には実感していて、そうだと思う部分もあるが、肉体が歩んできたこと、これまでに生きてきた、通ってきた道が、積み重なり、歴史、味、自分の色(個性)につながるのだと思っている。

だから、それ(道)を飛ばして、そこにいく行為は、軽やかでなによりなのだが、ペラペラになる感じや成熟した人や権力者についていかないといけない・・・みたいな感じになる気がするのだ。もちろん、エッセンスを感じにいくことやどんな世界に居たいのかを感じるヒントとして、一時的に味わいにいくのは賛成なんだけれど。

やっぱり、深みや味わいが複雑で濃い方が好みなんだなあ。シンプルな良さもありつつ、人の人生においては、歩んできた道を、言葉やあり様や暮らしや作品など、色んな角度から十分に感じたい。

ありがたく受けとらせていただきます〜!