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今日も運転しなかった 第12回(最終話)

noteを始めて1か月が過ぎた。

書き上げるまでの日々を伝えてみたかったのである。アカウント開設前にヘルプを読み、興味をもった。実収入につながる。これはいい。

過去に電子書籍を作って何度か売ってみたことがある。写真集を自費出版した前科もある。Amazonさんには不良債権かもしれない。事実、売れていない。悪名高き新風舎から出したこと、自家製フィルターで低い雲を撮ったことに後悔はない(青臭いまま在庫あり)。

20歳で脚本の基礎を学び、27歳でショートフィルムの作り方を学んだ。

日本映画界に魅力を感じたことは一度もない。憧れはいつも洋画にあった。

好きな映画脚本のエピソードを3つほど。

『タクシードライバー』を書いたポール・シュレーダーは仕事をなくし、車の中で執筆したと語っている。『セブン』を書いたアンドリュー・ケビン・ウォーカーが、タワーレコードの店長をしながら書いたのは有名だ。『アメリカン・ビューティー』を書いたアラン・ボールは、空袋が風に舞う光景を見てヒントを得たらしい。

このようなエピソードに敬意を持っていた。

連日連夜、麻薬捜査で捕まった著名人の話題が出た。私が知る限り、邦画で女性麻薬取締官を描いた映画はない。チャンスだ、と思った。

必ず多くの人の目に触れると信じている。洋画オリジナル脚本から、すべてを、映画の技術を学んだのだから。

あなたがもし、私立探偵と女性麻薬取締官に興味を持っているなら、絶対に損はさせない。『チャイナタウン』と『羊たちの沈黙』が好きなら、きっと楽しめる。子供時代の輝きを胸に秘めているなら、友達に薦めてほしい。

人生に光を灯したいなら、ぜひ劇場まで足を運んで見てほしい。

映画で報われてみたい。


『今日も運転しなかった』はこれで終わりです。ご愛読ありがとうございました。