ブランキージェットシティと僕の夢
ヴィンテージ楽器の事、書こうと思いましたがあまりにマニアックすぎるので今度にします。
実は去年凄い夢が一つ叶いました、その話を
話は僕がバンドを始めたきっかけ、まで遡ります。
自分はリズム&ブルースがやっぱり好きで、特に60年代のソウルミュージックに超没頭していた時期があります。デトロイト時代のモータウンとかスタックスとかあの辺りの
この辺りの話はまた改めて書きたいですが
なんでこういうR&Bが好きになったのかなー、とふと遡って考えた時にバンドを始めるきっかけになったブランキージェットシティがあります。
ブランキーには本当に憧れて、憧れて憧れまくった時期があります。
でもブランキーってゴリゴリのロックバンドです
で考えてみると、ブランキージェットシティから、R&Rに入り、そこから50's60'sのポップスに行き、自然ともっとディープなR&Bやソウルミュージックに入ったというわけです。カッコいいものは結局全部繋がっていたわけだ。
そしてソウルミュージックやブラックミュージックはベースがカッコいい、ってのもあります
で、ウンチクはええから早く夢が叶った話聞かせろよ、と、なるわけですが
その僕のルーツであるブランキージェットシティにとても関係があります。
僕が尊敬する椎野恭一さんというドラマーがいます、最高のドラマーです。
椎野さんとのリズム隊を経験させてもらってから色々な体感が変わりました。音の深さ、音色、グルーヴ。
以前、椎野さんとはArisa Safuという横浜のサムズアップで生まれ育った、ブルースを歌う素晴らしいシンガーの仕事で共演しました。
それは5年も前の話です
そして時を経て去年2019年の6月になんと椎野さんから連絡がありました。
「ブランキーの照ちゃん(照井利幸さん)がベース探している、尚人くんどうかな?」と
ええ!とよく意味がわかりませんでしたが。
(そもそも照井さんはベースなんで。)
「ブランキーの照井さんが今やっている某ユニットで2020年にツアーする話があり、照井さんは全てギターで作曲しているので、世界観を表現する為にライブでもギターを弾いている、今ベースはサポートを入れてやってるが、来年のツアーのベースを探している。」と
もう、なんの迷いもなく、お願いします!となりました。
じゃあとりあえずセッションしましょう、と5曲指定曲を貰い。譜面は貰えない。もちろん譜面下さいとも言えず、曲を必死に覚えて(曲は全曲インストゥルメンタルで1曲10分とかある)
1ヶ月後位かな、都内の某スタジオでなんと4時間程、照井さんとセッションしました!
ブランキージェットシティの昔のイメージがあるから、照井さんはやっぱりめちゃくちゃ怖い人なんじゃないかとビビってましたが、凄く優しい方で。口数が少ない職人、むしろ仙人のような方でした。
それは僕の好きな照井さんの部分でもありました。
照井さんの音楽はとても繊細で、なんとも言えない独特の退廃感があり、ブランキージェットシティの頃とは違う、まさに今の照井さんから出てくる音楽でした。
憧れていた方と一緒に音を出すのは感慨深いものがありました。
しかも照井さんはベーシストだったので、まさか一緒に音を出す日が来るなんて思ってもなかったからです。意味がわからない
自分的にはやるだけの事をやり、凄い経験でした。とても楽しかった。椎野さんともまたご一緒でき、幸せでした。
スタジオ後、連絡先を交換しました。追加で音源おくるね、と。
そしてその後、照井さんは山形の山に行くとおっしゃってました(謎)
結局、2020年そのツアーは叶わないことになりました。
でもまた、ご一緒できる日があるかなぁ、とも思っています。
続けていけばこんな事もあるんだな..。
この話は結局公表もしてなくて、別に公表するつもりもなかったのですが。
夢のようなこんな凄い出来事あったんです
皆んなにちょっと自慢したくて
けどなにより一番伝えたい相手は15年前の自分。
次は大好きなヴィンテージの事について書こうと思います。最後までありがとうございました
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