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良いベース選び

良いベースの選び方


やっぱり楽器を買うなら自分だけの"アタリ"の楽器を手に入れたいし、それを相棒にして長く使っていきたい!と思うはず

もちろん値段やグレードで造りやポテンシャルは違いますが、でも同じ年式やシリーズでも個体差があるということ


ギターやベースは木で出来ているので、使用されている木材の重さや部位、また時期的な物で同じ値段の同じシリーズの楽器でも音や使用感にバラツキがあるのだと思う。


僕が過去これまで色々ベースを購入してきて実際にスタジオやライブでやってきた経験から、プレイヤー視点でベースの選ぶ時に今現在とても気にしている事、そのノウハウ書きたいと思います


2本目以降のベースを購入する際の参考にしていただけたらなと。


※重量と帯域の関係


まずネックの状態はベースを購入する上での超重要事項というのは当たり前の事として、

僕が思うのはエレクトリックベースにおいて、楽器の重さとネックとボディーの重さのバランスは非常に大事だと思っています。

それは同じメーカー、同じシリーズのジャズベース、同じプレシジョンベースでも、軽いベースと重いベースではあきらかに、音の傾向が違うと思うからです。

重いベースはやはり重心が低い傾向にあり、ドンシャリ傾向、軽いベースは中域寄りの音になると言うこと。これはどっちが優れているとかではなく、プレイスタイルや好みで。

自分の場合は4.1Kg〜4.2Kgのジャズベースがピタリとハマり、プレシジョンだと3.9Kg〜4Kgくらいが好きです。

この重さは、ストラップをかけて立って弾いた時のフィット感、そしてアンサンブルにおいてのベースの帯域の居場所に結構重要なファクターなのではないかなと思ってます


ピックアップを交換したり、プリアンプをかましてもクリアできない、本体の鳴り方がこの重さにはあると思う。

YAMAHAの80年代の名器BB2000なんかはカタログをみると、重量=4.5Kgみたいな感じでスペック表で重量まで言い切っており、重さも楽器のキャラクターを作るファクターとして考えていたのか、ある程度バラツキがないように管理していたようです。



そして重さに加え、いい音がして色んな部分でピタリとハマる楽器はネックとボディのウエイトバランスがしっくりと良いと思うのです。


※アンサンブル次第


そして何より一番は
単体でいい音がする楽器でもそのアンサンブルにハマらなかったら良い音しないし、安物で単体でなんかイマイチだなーと思ってたベースでもアンサンブルにハマるとなぜかいい音がするんという事、これはめちゃくちゃ経験してきました。

それはさっき言ったベースの帯域の居場所が凄く関係していると思う。

その居場所にすっぽりハマるベースだったら、音量がデカくなくても迫力のあるいい音楽になるんです。


そしてバスドラムの音色でベースの音って凄く変わるくらい、アンサンブルによって変わります。
そこを含めイメージして購入すると良いんじゃないかと思っています。


ベース、低音ってちょっと不思議です。味方につけたら音楽を最高のものにしてくれるし、下手すると邪魔をする存在になる


こういう事は楽器のカタログには掲載されていないので、何かの参考にしていただけたらなと思います。


けれど一番は写真や現物をみてビビっと来て、試奏お願いして、ネック握ってビビビっときて、Eの解放弦鳴らした瞬間、「おお、これだ!」って思ったのなら、、それが運命のベースです!

ちなみに僕は沢山運命のベースと出会い散財してきました笑


楽器屋さんによってはアンプがものすごく良くて、アンプがいいのか竿がいいのか判らなくなる事もあるので、ヘッドホンアンプを持っていくのも冷静になってライン音を聴けるのでオススメです。


楽器の旅はまだまだ終わりそうにありません



そうそう、一つ最近気になった情報を

僕もベースのメンテナンス等を依頼しているGeek In Boxというベースショップの嵯峨くんが、最近自社ブランド『woofy Basses』を立ち上げて、5弦ベース『Cavalier5』をリリース。

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お値段にびっくり、なんと¥25,000

ベースショップが尽力してこの値段を実現したのは凄いと思う。

しっかりと調整して渡してくれると思うので、これからベースを始める人や5弦を買おうと思っている人にはとても良いんじゃないでしょうか!


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