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仏式官僚組織のハードル

1 août 2019 

フランスでワイン造りをして見たくて、と夢を一言で語ると簡単に聞こえてしまうけれど、その為には、複数の官公庁や関係機関を走り回り、種々雑多な書類提出やら許可取付のハードルをクリアする必要がある。

この一年間、農地の購入、農業系の会社設立に始まり、銀行口座開設、農業者用社会保険への加入、農業専門の経理会社との契約、外国人農業者登録、農耕目的の土地利用許可取付、農業用薬品管理者資格取得、有機農業者認定のラベル取得、醸造用葡萄生産及び加工に関する管理データベースへの登録(税利関係)、郵便ポスト設置申請、季節外狩猟許可取付、害獣対策用電気線用機器補助金申請、、、実に多様な仏式アドミニ経験をさせていただきました。。。

今週も、アドミニ雑用が重なる週。でも、余りストレスに感じないのは、フランスの官僚組織の扱いにも少しずつ慣れて来たのかな。究極巨大な官僚組織で働いた経験が活かされているのは確実。

それにプラスして、ここ数年フランスで生活をする上での経験から培われた、一度門前払いを食らっても動じない~ l'air de rien~精神。自己の目的の正当性を信ずるならば、一度や二度の refus くらいで諦めず、再度アタック、という姿勢。

そして、少しずつ、少しずつ、形になってゆくプロジェクト。

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