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コロナで打撃を受けている飲食店に、自分ができることの精一杯を考え実行します。

■新型コロナウィルスによる経済への影響は、みんなが思っているより深刻かもしれない

世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルス。不安な毎日が続きます。一人一人がそのような状況で身を守る必要がありますが、その対策である「人の集まるところを避ける」「外出を避ける」という行動が経済活動を著しく停滞させてしまっています。
もちろん、ウィルスの拡散を防ぐことが第一です。しかし、この状況が長引くことで多くの企業が打撃を受け、体力のない会社や店舗は倒産・閉店を余儀無くされるでしょう。これは誰にとっても対岸の火事ではなく、回り回って自分の生活にも大きな影響を与えることになります。そしてそのリミットは、僕たちが考えるよりすぐそこに迫っている気もします。

帝国データバンクの企業の意識調査によると、

調査結果(要旨)
新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響、『マイナスの影響がある』と見込む企業は63.4%。内訳をみると、「既にマイナスの影響がある」が30.2%、「今後マイナスの影響がある」が33.2%となった。

という結果が出たそうです。すでに1/3の企業は実際にマイナスが出ていると。その中には僕の会社も含まれていますし、これからどんどん増えていくことは誰もが予想できることでしょう。

僕の周りでも影響が顕著に出ています。先日訪れた飲食店では、オープンから閉店までなんとお客さんが僕1人でした。お店のマスターは「昨日まではそんなことなかったのに」とおっしゃっていましたが、影響は突然やってくるものなんだ、ということを目の当たりにしました。先ほども書きましたが、経済への影響は私たちが思っているよりも大きく、そして急激に迫ってきているのかもしれません。

■打ち手がなく停滞するムードに一石を投じたい

18時ごろ名古屋駅を通ったのですが、普段では考えられない人の少なさで驚きます。状況は違いますが、3.11、あの東日本大震災以来の大きなインパクトだと感じます。あの時とは違い「自粛ムード」ではなく、ウィルスの拡散を防ぐために「実際に自粛しなくてはならない」場面が続いています。そう、全員が当事者だけに、何とも言えないもどかしさを感じます。

「何か僕ができることがないんだろうか」ここのところそればかり考えていました。感染のリスクを高めたく無い。でも経済活動は必須。
・家にいても街に対しての経済活動ができる
・少し先の未来の楽しみが作れる
こんな視点で考えたのが今回のプロジェクトです。

シンプルに「お気に入りの喫茶店やカフェの珈琲チケットを買ってお店に貢献しながら、自分がその店に訪れるという少し先の楽しみな予定をつくりましょう」というプロジェクトです。
軒並みイベントは中止となり、感染が怖いので外出も控えがち。そんな気が滅入る毎日でも、ちょっと先に楽しみがあるだけで気持ちが楽になるはず。だから今、キャンセルや人出の現象で苦しいナゴヤの喫茶店を応援して、少し先の楽しみを作れたら素晴らしい。そう思ったのです。

■お気に入りの店は「買い支える」意識が必要

これは意外に多い気がしますが、お店をやっている・会社を経営している=お金持ち、みたいな感覚を持たれる方が多いようです。しかし、世の中の飲食店やベンチャー・中小企業のほとんどは余裕なんてないです。1、2ヶ月売り上げがなかったら潰れてしまうところも少なくはないと思います。

もし好きな店があって、ずっと自分の街にあり続けて欲しいのならば。自らが足繁くその店に通ってお金を落とすこと。それ以上に素敵な方法は無いと思います。いわゆる「買い支える」という意識が必要なんだと。

今、僕たちのお気に入りのお店はまさに危機に直面しているかもしれません。今こそこの「買い支える」マインドを一人一人が発揮する時では無いでしょうか?コロナ騒動が落ち着いた後も、以前と変わらない街の風景があるように。

■自分ができることは小さい。でも小さいなりにできることを

今回のプロジェクトは、本当に小さなプロジェクトにすぎません。本当は喫茶店やカフェだけでなく、もっと多くの飲食店さんや宿泊業のみなさん、イベントが中止になってしまったみなさんの力になりたい。自身の力不足を感じます。

しかし私たちだけではできないことも、多くの人にこの想いが伝わり、行動が広がれば大きな成果が生まれるに違いありません。このプロジェクトを見た人が自分で同じような仕組みをはじめたり、近所の喫茶店のチケットを買ったりと、できることを考えて行動する連鎖がおきたらいいなと思っています。(※クラウドファンディングを活用したい場合はご相談ください。サポート致します!)この時期だからこそ小さくても明るく楽しいタネを蒔くこと。それが連鎖していくこと。その重要性を感じています。今はこれが僕のできることの精一杯。どんな影響や結果がでるかは全くわかりませんが、とにかく動いてみます。ほんの少しでも、僕の住んでいる街に貢献できるように。

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