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太陽の塔で思ふ

太陽の塔に行ってきました。
実に50年以上ぶりで間近にきました。
あいにくの小雨でコンディションは悪かったです。
大屋根がなくなり、ピカピカだった顔も色が変わってしまった。
腕を広げて、「さあ、来い!」って姿も煤けてしまった。
でも、その存在感は変わっていないです。

あの時の万博では、丹下さんなど名だたる建築家が活躍の場を広げていくキッカケにもなった大イベントでした。
建築だけでなく、グラフィックデザイナーも活躍の場を広げたイベントでしたね。
当時何度も万博を見に行って、未来都市を夢見て、建築家への憧れを抱き、そちらの道に進んだ者としては、太陽の塔は未来への入り口のように見えていたんでしょうね。

このところ話題になる万博はどうなんでしょうか?若手クリエーターは登用されているのだろうか?
予算の話題ばかりが取り上げられて、若者達のキッカケ作りになってないんじゃないだろうか。
現実を見るのも大事だけど、夢を抱かせる仕掛けも必要だと思うのですが・・・