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『あひるの空』全51巻を振り返る 5巻

こんにちは。なお’s blogのなおです。
今回は『あひるの空』振り返り第5回です。まだ5回ですが毎日更新を続けられそうで少し安心しています。一気に51巻まで勢いのまま更新しきりたいものです。

では早速「あひるの空」5巻を振り返っていきましょう。

七尾ナオちゃんが正式にクズ高バスケ部に正式入部です!
GWに差し掛かったタイミングで初合宿が開始されます。
合宿の目的は「九頭龍高校バスケ部という”チーム”を作ること」

最初こそは経験者組と素人組でバスケに対する温度差で、いざこざが起きますが、それも乗り越えチームとしてまとまっていきます。

合宿の成果を見せるために、GW最終日に古豪の北住吉高校との練習試合が決まります。北住のエース蒲地太郎に加え、百春の中学の後輩の小西と新キャラが多く登場します。

今回も下記のフォーマットに従って振り返っていきましょう!

1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し

1.本巻の注目キャラクター

新キャラの蒲地や百春と行きたいところですが、今回は安原真一を押していきたいです!

安原

ヤスは最初はドヤンキーのようですが、バスケの練習は真剣にするし、5巻でもトビに練習を教えてもらいにいったりと向上心が見られます。

元々空手部でかなりの腕だったそうですが、いじめが原因で先輩の鼻を骨折させ、1年の保護観察を受けています。

この5巻では素人3人組の中で向上心も高く真面目に練習にも取り組んでいます。運動神経の良さもあって5巻の中だけでも成長が見られます。

何故今回新キャラも登場した5巻でヤスを選んだかというと、あひるの空を通してここまで成長したキャラもいないと思ったからです。空もトビ、その他のキャラも成長していますが、成長の幅でいえば一番だと思います。

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フォワードとしての才能に目覚め、必殺技のスクープショットも身に着けます。
6巻から始まる北住戦では何もできず終わりますが、26巻の北住ではスタメン相手に堂々の活躍、得意のスクリーンショットで得点も決めています。

初心者というのもあってヤスの成長には目を見張るものがあります。最近では上手くなりすぎて初心者であることを忘れがちですが、振り返ってみるとヤスの成長過程を楽しむことが出来ます。

2.連動して読むならこの巻

25巻と比較して読んでみて下さい。
5巻はほとんど合宿だけで話が終わっています。25巻は冬の合宿。
そしてチームとしても最初とは比べもののならない程成長しています。見比べてみるだけでクズ高バスケ部は、遂にここまで来たんだと、本当にIHを目指せるチームになったんだと感慨深くなります。

3.深読みするためにもうひと押し

5巻の合宿がバスケに対する温度差でナベとチャッキーが脱走しています。
トビの「チームの足を引っ張るな」というナベとチャッキーに対する発言に千秋がブチ切れていますね。一度挫折を経験しているだけあって、ナベとチャッキーのバスケに対する気持ちもしっかりくみ取れていますね。

では千秋はいつ挫折を味わったのでしょう。
百春は明確にバスケットを辞めたことが描かれていますが、千秋は負け試合がかっこ悪いからという理由で逃げ出したことがありますが、それが挫折なのでしょうか?
負けなんてものは勝負には付き物で、負けないなんてことはあり得ません。

千秋は挫折でバスケを離れたのではなく、少しずつ冷めていったのだと思います。
24巻の鶴金工業高校との試合です。対戦相手の「間久見 芳武」とのマッチアップでほんの少しだけ過去が描かれます。

-日向武史-あひるの空-第24巻-–-漫画BANK

千秋は自分はチームを勝たせるような才能はないと少し気づいていたのでしょう。それで少し冷めていってしまった。自分より遥かに上の才能に出会ってしまったから。

千秋がバスケを離れた理由は明確に描かれていませんのであくまで予想に過ぎません。
クズ高に入ってからの千秋は自分の弱さを認め、チームとして強くなろうとしています。
千秋はチームの成長を見守る存在でしたが、千秋自身もスキルだけではなく、心も大きく成長しています。

空や他のメンバーの成長に目が行きがちです。千秋は少し精神的にも大人な部分があるので見にくいですが、是非皆さんも千秋の成長を見守っていきましょう。

5巻は1冊通して合宿編でした。
25巻の合宿を知っているだけにメンバーの成長に感慨深くなる1冊でした。是非5巻を手に取って読んでみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
6巻振り返りでお会いしましょう。



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