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『あひるの空』全51巻振り返り8巻

なお’sblogのなおです。
「あひるの空」の全51巻振り返り継続中です!まだの方は1巻からどうぞ!

今回は8巻の振り返りです。
新キャラクターの「茂吉 要」の登場です!では早速振り返り行きましょう!

今回も下記のフォーマットに従って振り返っていきます。

1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し

1.本巻の注目キャラクター

8巻の注目キャラクターは何と言っても「茂吉 要」(CV.宮野真守)です。

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身長198㎝のクズ高の最身長C(センター)です。得意技は高身長から繰り出す「フックシュート」。中には打点が頂点のスカイフック、さらには作品が進むにつれて「ベビーフック」も習得していき、フィニッシャーとしてのポジションを確立していきます。
弱点といば、圧倒的に体力がないこと。作品序盤では1Qもフルで出場が厳しいほど。
中学時代は強豪の「西条」中学に所属しレギュラーでしたが、中学生でありながらその身長の高さに期待も大きく、プレッシャーも常にのしかかる状況でした。そして体力の無さとメンタルの弱さも相まって、バスケから離れてしまいます。

クズ高で空達と出会い、バスケの技術は勿論ですが、課題の体力、何より、最後まで走り切る体力を支えるメンタルを身に着けることが出来ます。といっても作品でいうと35巻までかかるので、どれだけ体力無いねん!と思わずツッコミたくなります。

アニメでは声優が宮野真守なので、あひるの空を知らない方は滅茶苦茶喋るキャラなのかと思いきや、無口かつかたことです。

8巻では茂吉が想いを寄せていた相手「月島京子」も登場します。
中学時代茂吉の精神的支えのような太陽のような存在です。

「あなたの光を失くすことが、一番怖かったんです」
                  8巻64話参照

中学2年の時に総体で負けた後茂吉が言ったセリフです。
月島の涙を見てそう思ったのでしょう。笑顔が似合う彼女ですから余計に。

2.連動して読むならこの巻

45巻から始まる妙院戦をオススメします。妙院のセンター尾崎 一葉(おざき いちよう)とのセンター対決です。


お互いのフック使い。プレースタイルもさることながら、身長も体系もほぼ同じの面白い対決です。

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この対戦は茂吉の1年間の集大成のような試合ではないでしょうか。
スキルの完成度さることながら、延長まで戦い切ります。最後の最後で意識を失くして交代こそしますが、クズ高のフィニッシャーとして完成した茂吉が見られることになります。
そして倒れた茂吉が控え室に運ばれた後、なんと月島先輩も登場します(笑)
茂吉は基本的にキャラクター的頭もよく、優秀ななので体力やメンタル面以外では、かなり恋愛要素のあるキャラクターとしての登場が多いです。ライバルといっても妙院の尾崎一葉くらじゃないでしょうか?スキル的には2年とはいえかなり成熟しているといえます。

3.深読みするためにもうひと押し

一押しのポイントとしては、空のPG(ポイントガード)へのポジションアップでしょう。
千秋のC(センター)ポジションチェンジも含め、PGへのポジションを余儀なくされます。

作品が進むにつれクズ高の最強メンバーはこちらです。

C 茂吉
PF 百春
SF トビ
SG 空
PG  千秋

このメンバー、ポジションに異論はないでしょう。しかし、クズ高はなんせトラブルの多いチーム。
1.茂吉のフル出場は基本不可能。
2.千秋の足の遅さ(トップ走れない)
3.トビのケガによるフルタイムでの出場はきびしい

その他にもトラブルの要因は多いですが、とにかくメンバーがとにかく流動的にならざる負えないクズ高です。
つまり将来的に空にはPGをこなさなければならない必要があるのです。

ナオちゃんの千秋のCでの才能を見抜いたこと、トビのSGへのポジションアップもあったため余計に空はPGへのポジションアップが要求されたのです。

個人的には空はSGとして、3Pの精度から常に相手の脅威になり続けるのがベストですが、PGとしてゲームメイクしつついつでも3Pが狙えるのも十分脅威ですね。
いつでも点を取れるPGが結局は最強なので。
この8巻から空のPGへのポジションアップが多く見られるので、そこの成長も楽しめるポイントです!

8巻の振り返りいかがだったでしょうか?
次の9巻でお会いしましょう。

9巻の振り返りも更新しています!下記リンクからどうぞ!


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