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『あひるの空』全51巻を振り返る10巻

なお’sblogのなおです。今回もあひるの空の全巻振り返りやっていきます!
今回は10巻です。ようやく二桁巻です。新城戦も厚い展開になってきました!

今回も下記フォーマットでやってまいります。

1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し

1巻から読んでいただける方は下記リンクのマガジンへアクセスして、最初から読んでいただけると嬉しいです!

IH予選川崎地区1回戦新城戦もいよいよ終盤に。Fトラブルに陥った千秋が復活し、一見クズ高ペースに見えるがーー。早速振り返っていきましょう!

1.本巻の注目キャラクター

10巻の注目キャラクターは「児島 幸成」(CV.吉野裕行)です。

テレビアニメ「あひるの空」公式サイト (1)

高橋とは中学から一緒にしており、親友、相棒とも呼べるキャラです。身長193cmのPFで得意技はターンアラウンド。3Pも打てる外でも中でも点が取れる万能性のあるプレイヤーです。
語尾に「ニャン」とか「ワン」とかつける痛めではありますが、チームではムードメイカーで信頼も厚い存在です。

クズ高戦では靭帯損傷のケガをしておりベンチスタートしています。
しかし、クズ高の圧倒的な爆発力を目の前に居ても立っても居られず、無理を言って途中出場。
3年間の思いをぶつける児島のプレイには心を打たれます。

-日向武史-あひるの空-第40巻-–-漫画BANK (1)

40巻の大学生になった高橋がクズ高戦を振り返った時の1シーンですが、これだけで痺れます。

40巻でも対比として話が上がりまが、35巻より始まる新丸子戦での百春と被るものがあります。

・39巻の百春と比較

丸高戦では百春は実は大怪我をしながらも、最後までプレイし続け逆転のFTを決め勝利を収めています。

-日向武史-あひるの空-第39巻-–-漫画BANK (1)

ケガをしていたとは思えない、圧倒的なプレイでした。まさに思いの力、領域を超えた力を見せてくれました。

試合に内容に関しては対比されている訳ではないですが、この領域を超えた力確実に周りに影響を与える点では対比されていると思います。クズ高がチームになった瞬間だと思います。
最初の頃のクズ高はただ才能のある選手が集まっただけで、チームとしては完全に未熟。逆に新城は積み重ねてきたものがあります。高橋、児島の苦労、先輩と後輩の関係性。だからこそ領域を超えた力が生まれそれが魂として引き継がれていく。チームが強くなっていく瞬間とはこのことだと思います。新城はストーリー2年目では念願の県大会出場を決めていますね。

2.連動して読むならこの巻

40巻をお勧めします。
高橋が久々の登場です。児島はワンシーンのみ回想で登場します。
行太のメンター的存在である高橋が再び行太を導いてくれます。

百春のプレイを筆頭に少しずつ後輩に受け継がれていく瞬間だと思います。中でも行太は誰よりも早く受け継がなければならないと本能で感じていますね。
10巻の児島のプレイはこれからのクズ高がお手本にすべき、そしてこらから辿る道なのだと暗示しているようにも感じます。

3.深読みするためにもうひと押し

10巻では横浜大栄の監督「酒巻 呼人」が初登場していますね。そして関東大会で新丸子が敗れたのが大栄だと分かるシーンがあります。

そして空の母である由夏も登場しています。呼人とは知りありであることが明かされています。
呼人と空の両親は知り合い友達知り合い関係ですが、この辺の関係は特に明文化されていません。呼人と智久(空の父)が大学の同窓生であることが明かされている程度でしょう。

あひるの空は「指導者」について深いところまでている珍しい漫画だと思います。選手同士だけではなく、選手と監督この関係性にも注目出来るポイントです。

10巻の振り替えりはいかがで立ったでしょうか。全巻を読んでるからこそ楽しめることもあります。この機会に私と一緒に全巻振り返りはどうでしょう?

それだは11巻の振り返りで!!


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