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『あひるの空』全51巻を振り返る9巻

どーもこんにちは!
なお’sblogのなおです!「あひるの空」全51巻を振り返り!今回は9巻を振り返っていきます。

クズ高の初期メンバー全員がようやく8巻にてそろいました。

「”武器”は揃った」  66話:林檎の傷

遂にIH予選が始まる。1回戦の相手の初出場の新城東和。
クズ高バスケ部の初めての公式戦。結果や如何に--。

今回も下記のフォーマットに従って振り返っていきます!

1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し

1.本巻の注目キャラクター

9巻は何と言っても高橋克己(CV.波川大輔)でしょう!

テレビアニメ「あひるの空」公式サイト

191㎝の高身長、ドライブあり、3Pあり、イケメン、そして知将。あひるの空全キャラクターの中でもNo.1オールラウンドプレイヤーではないでしょうか。

新城のキャプテンでもあり、バスケ部の創設者でもあります。
聞こえこそはいいですが、IH予選に出るのに、3年を費やし、かなりの苦労人でもあります。誠実で熱意ある人柄もあってメンバーから相当の信頼を置かれています。

バスケ選手としても、人間としてもかなり完成しているプレイヤーではないでしょうか。
あの茂吉が、高橋のプレーを目の当たりにし珍しく闘争心燃やしているシーンだけで相当の実力者というのが分かります。

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高橋は高校卒業後に、同級生の児島とともに清修大学に進学することを決めています。
しかも、また清修大学にバスケ部はありません。
高校の時はバスケ部が自身が入学したときにたまたま無くなってしまっただけですが、大学に関しては自らバスケ部を作ろうとしています。
高橋は作中でも数多くのキャラクターに影響を与える存在です。
考え方、発言、行動力、人望どれをとってもカリスマ性があり人を惹きつけていきます。作品に主人公クラスです(笑)
あひるの空では珍しい、バスケ以外も、一人で何でもできてしまう雄一のキャラではないでしょうか?

2.連動して読むならこの巻

高橋の登場するシーンは基本的に熱いシーンがとにかく多いです。

14巻の千葉真一に対して、清修大学に誘い込む時は、

「オマエが必要なんだ。千葉」
「俺タチと革命おこそう」

こんなに痺れるセリフはありません。
14巻は個人的にあひるの空51巻の中でも上位に好きな一冊です。
痺れるシーン盛りだくさんで最高の一冊です!

そしてさらには20巻のモンスターバッシュにて高橋が言ったセリフです。

「”常に生産性のある日々を”」
「まだ終わってないぜ」

こちらもバスケに対してどうしていいか悩んでいる千葉に対して、試合中に放った言葉です。

このセリフはバスケだけではなくすべの生活に関わってくる言葉ですね。
俺は進み続ける、止まってる暇なんかない。悩んでいる千葉に対して突き刺さる言葉ですね。千葉自身、家庭環境もあり大学進学は厳しいと、清修への誘いを一度は断っています。
39巻にて判明するのですが、千葉は明文化こそされていませんが、浪人の後、清修大学への進学を決意しているシーンが見られます。

千葉と高橋の関係はとにかく熱くワクワクするシーンが多く。登場回数が少ないのに、圧倒的存在感と多くの想像を膨らませてしまう魅力的な関係性です。

さらに20巻では「五十嵐 行太」も登場します。そこでも熱いセリフが登場します。

「オマエはチビの中の一番になれよ」

痺れます。チビだから負けるわけではありません。
空とのマッチアップによりこのセリフが行太には刺さったでしょう。
高橋は行太のメンター的存在として度々登場します。この二人の親と子のような関係も注目です。

3.深読みするためにもうひと押し

-日向武史-あひるの空-第33巻-–-漫画BANK

34巻で突如登場したこのキャラ。鶴金工業の 「間久見 芳武」を大学への誘いにかけています。

当初はどっかの名門大学の監督かな?程度でした。
しかし39巻で衝撃の再登場を果たします。

-日向武史-あひるの空-第39巻-–-漫画BANK

まさかの清修大学のH・Cでした!
間久見を誘っているあたり、自らの足で大会に出向き選手を集めているのが伺えます。
空の父、智久が「こいつの経歴はスゴイ」といっているほどです。
清修のメンバーには、IH出場経験のある選手も多く在籍とのことで監督としてのカリスマ性はバスケ界では名が知れている存在なのでしょう。新設のバスケ部とは言え選手が集まるのも分かります。


高橋も児島もIH予選の試合を見られてスカウトされたの予想できます。
それだと辻褄が合いますね。高橋が当初から清修大としきりに言っていたのは、バスケ部がない大学だからではありません。
清修大で全国から有望な選手を集めて、大学バスケに新勢力を作り、”革命”を起こすのを知っていたからでしょう。

あひるの空は断片的に大学バスケのシーンが少しだけ描かれています。そのシーンだけでいくらでも想像できてしまいます。

高橋はとにかくカッコいいに一言に尽きます。これほど魅力的なキャラはいないでしょう。
9巻ではそんな高橋克己の初登場の一冊になります。9巻だけでもそのカリスマ性を存分に発揮しており、申し分なく楽しめる一冊となっています。

最後までご愛読ありがとうございます。
10巻振り返りでお会いしましょう!







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