脚長差に関する調査報告
100名の方を対象に株式会社P3で「脚長差」に関する調査を行いました。その結果を報告します。
調査報告は画像としてまとめてアップした以下の記事を参照して下さい。
回答者が男性7割という偏りはありますが、男性が多いということもあり意見などは積極的に答えて頂き、脚長差についての一般の方の現状がある程度把握できました。
結果をまとめると、、、。
【自覚の有無】
・脚長差の自覚ある人は約4割と意外と多い。歩きや立位など日常的なこと、そして整体などで指摘されていることが多い。
臨床をしたり、ヨガやピラティスの指導で脚長差を確認することが多いのですが、ほとんどの人は自覚がありません。
歩行動画を見えせて、実際に補填して初めて実感される方がほとんどです。そういう臨床の経験からは、4割も自覚している人がいるというのは意外でした。
歩きや立っている状態などの日常的な動作で自覚している人が多く、整体院などで指摘されることも多いようです。
【相談の有無と場所】
・脚長差について相談した方は自覚のある方のうちの約4割。多くは指摘されたお店で相談している傾向が見られる。
整体院や接骨院で指摘されている方がそのまま、そこで相談しているという状況でしょう。
【脚長差に関する知識】
・脚長差の骨盤や背骨への影響や医療保険では数ミリの補填は適応外である知識はほぼ知られていない。
脚長差に関して、約9割に認められることや、骨盤や背骨に影響が出るという知識についてはほぼ知らないということでした。これは医療者ですら知らないので、一般の方は当然でしょう。
啓蒙が必要です。
日本ヘルスファウンデーション協会のHPでは、そのような知識についても載せていますので、ぜひ知らない方は見て頂きたいです。
意見のところでも、脚長差が何か問題なの?という意見も見受けられました。自覚がない、不自由はないという人も。「チリツモ」で障害が起こるものなので、自覚がなければ危機感も湧きませんね。
症状が出た時に脚長差だったというのがほとんどです。関節が壊れてきて初めて気付くのです、、、。だから予防は難しい。虫歯と一緒です。
そして多くの方が、痛くなって相談に来た時に、「早く知りたかった!」とおっしゃいいます。でも、その症状がないその時分には、「不自由はない」で聞く身も持たないなんですよね。
予防医学の難しさです。
【相談したい場所】
・脚の長さコーディネーターへ相談したい人は約半数。場所としては病院や接骨院などの体の専門的な場所が多いが、靴屋も意外と多い。
やはり専門家に相談したいということですが、病院やクリニックが一番というのが滑稽です。
医療保険では対応してくれないというのが現状なのに、そこに相談に行きたいというのが、、、。権威は好きですが、現状は理解されていないというのが一般の方ですね。
だから医療者の僕が問題だと思って活動しています。もちろん、理解のある医師もいらっしゃって、クリニックで、補填しているところもとても稀ですがあります。
脚長差に対して対応してくれるクリニックはこちらです。
【ご質問・ご意見】
・質問や意見としては自分で調べて補正したいという希望が多い。またそもそも脚長差についての知識がないので知りたいというのが多い。
自分で調べたい、自分で補正したいという人が多いですね。まぁ簡単に考えているということですが、、、。
ただ、確かに広く普及させるには、専門的な見方でなくても大方50〜60%の確率でもいいから見定められるといいんでしょうね。
今は、様々なデバイスがありますから、なんとか傾向だけでも見れるようなシステムを作っていきたいと思います。
虫歯もアプリで見つけられるようになればもっといいですよね。
もちろん、機器で見れるのは大まかなものなので、専門家もしっかりと養成していきます。
今回の調査で、一般の方の傾向や、これから脚の長さを測定することの必要性を啓蒙していく上でのポイントが見えてきたように思います。これからも脚長差で起こる障害の予防と、脚長差が原因で症状が起こっている方の改善のために尽力していきます!
よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。