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「期待しない」は、気楽になるための大きなコツ

【期待をなぜするのか?】

宝くじが当たることを期待する。
美味しい料理が出てくることを期待する。
「ありがとう」と言ってくれることを期待する。
「いらっしゃいませ」を期待する。
時間通りに進むことを期待する。
質の高いサービスを期待する。
優しい言葉をかけてくれることを期待する。

世の中は山の様な期待で溢れています。

そして、その期待の背景には「自分の希望」と「自分の欲」があります。

自分の思った通りに相手が変わることを期待する。
自分の思った返答がくることを期待する。
自分だけ特別視して欲しいと期待する。
自分だけを見ていて欲しいと期待する。
自分の欲しいものを手に入れたいと期待する。
自分を気持ちよくさせて欲しいと期待する。
自分の思いを理解して欲しいと期待する。

期待を勝手にしている分には良いんですが、、、期待が外れると困ったことが起こることがあります。

期待はずれガッカリしてしまうのです。それだけでなく、期待を裏切られ怒りがこみ上げることもあります。

ガッカリは「ネガティブ」に、怒りは「暴力」に発展してしまうこともあります。

ではどうすればその危険性を少なくすることができるんでしょうか?

【期待を捨てる】

簡単に言えば、期待を捨てればいいんです。

期待しない。

簡単そうで難しんですけど。

インドに研修に行った時に、先生が開口一番に言われたのが「期待を捨てて下さい。」でした。衝撃的でしたね。インドにはるばる出向いてるんだから期待しない方がおかしいだろうと思いました。

でも、苦しみを作りだすメカニズムを知っている方はやはりそこを指摘するんですよね。本物を見た時でした。

期待の裏には様々な自分の欲があります。ですから期待しないということは、自分の欲を手放すということです。

どんな結果が待っていようと、どんな状況になっても自分のできる最善を尽くすという態度であれば、それが予測と違おうが関係ないですね。

勝手な期待は捨てて、事実を見つめ、それに真摯に対応する。ある意味、人のできることはそれだけです。

そこに、欲が入ってくるからややこしくなるんですね。

【自分の欲を見つめる】

期待が大きくて、自分がそれに振り回されているなと思った時にできること、それは自分の欲を見つめることです。

例えば練習としてはこうです。

子どもがこちら(親)の言うこということを聞かない。

だんだんイライラしてきて、暴力的になりそうになる。そんな時、自分のその背後にある欲を見つめます。

「子どもには自分の言う事を聞いて欲しい。」という欲が見えます。

価値観といってもいいでしょう。親のいう事を聞くのが子どもだ!という思い込み。自分の価値観と違うことは許せない!となりますね。

その背景にも、「子どもは自分と同じ価値観であって欲しい。」という欲が見えます。

欲が見えたら、深呼吸をしてその欲を客観視して、消してみましょう。

そんな欲深い自分がいたんだなぁと観察して俯瞰してみましょう。

ちょっと自分に対して同情するとより俯瞰できます。自分可愛いな。そんな欲深いなんて可愛いなぁと。そうすると少し恥ずかしくなりますよね。いい大人が欲に振り回されて子どもに怒り散らしてるなんて。

育児以外でも、期待によるマイナス面は、練習で対応できます。

ただ、僕は子どもには敢えて怒る事もあります。そういう大人の部分も知って欲しいし、敢えて理不尽な事も経験しておかないと世の中はもっと理不尽なので潰れちゃうと思うからです。

ガンダムのアムロレイじゃないですけど「お父さんにも殴られた事ないのに!」ってブライト大佐に殴られて混乱するシーン。象徴的ですね。

家庭は人生の中での「酸いも甘いも噛み分ける」的な体験の場だと思っています。「愛」という後ろ盾の中で、様々なことを経験できる社会勉強の場の最小単位だと思っています。

主題がズレちゃいました、、、。

まぁ期待をしない練習。結構役に立ちます。期待を捨てれば楽になります!


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