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【日記】成長期の子どもこそ、専門のトレーナーが必要だと思う

子どもの部活動はだいたい学校の先生が持ち回りで担当しているのが普通なんじゃないでしょうか。外部のコーチやトレーナーを委託でお願いしているところは稀だと思います。

でもです、成長期の子どもの偏った運動の弊害はとんでもなく甚大なのです。骨自体の柔軟性がありますから、変な話、いくらでも歪みます。

大人になってからの歪みなんてものは比較にならないくらいです。だいたい大人の方の歪みは既に子どもの時にできているのがほとんどです。

ですから、子どもの運動に関わる人は相当の覚悟と責任が本来はあるのです。一生に関わる体の成長に関与しているわけです。

【成長は軽視されている】

成長は、別に親や関わる大人が同行しなくても勝手に子どもは成長すると思っている方が多いと思います。というかそれが常識でしょう。医師も大体、どこか痛いと言っても放っておけとか、子どもは丈夫ですからとか、心配ないとか、勝手に良くなるとか、結構楽観的なことを言う人が多いですね。せっかく病院に行っても痛み止めと湿布で終わりという、、、。

骨折や断裂など画像に出てくるぐらいの大きな障害しか見れないというのが本当のところなのに、、、。

スポーツは骨格を歪ませます。脚長差も出ます。骨盤も偏位します。背骨も偏位します。親もあまりにもそういう知識がなさすぎます。揺さぶられ症候群の研修だけじゃないですよ、新米パパママにすべき講習は。性教育も同じですね。

でもですね、骨格は歪みますし、多くのトラウマは子どもの時にできますし、「三つ子の魂百まで」と言うように、実は子どもの成長過程は心身にとってとても重要です。

多くの大人は軽視していますね。そして、大人になったら今度は自分の責任だと言う話になる。でも、その多くの問題は子どもの頃にできています。一番、社会として、コミュニティとして、大人たちつまりは人類が気をかけなければいけないのは子どもです。

子ども達は未来の社会を築きます。自分達の社会の結果が未来の社会を作ります。僕は体の専門家として、子どもの体が軽視されていることにとっても危機感を感じます。

スポーツや部活動は、プロになったら大切にではないのです。子どもの頃にいちばん手をかける必要があるのです。コンディションング法、トレーニング法は子ども達に対していいちばん専門家が関わらなければいけません。

多くの有名なアスリートは結局親や、近くの有名な指導者に恵まれたという環境的な因子もとっても大きいでしょう。親がそもそもアスリートだったとか、、、。つまり専門的なサポートがあったという側面がもあるはずです。

体の構造や仕組みを教え、どうやったら体が壊れるのかどうやって調整するのか運動と心身の関わりなどを含めて、スポーツマンシップなどの前に必要なことがたくさんあります。

【全てのスポーツに共通な知識】

多くのスポーツではその競技にとって得意的なものを教えていると思います。ルールや体の使い方はそれぞれのスポーツに特有です。ある意味とっても偏っています。

しかし、歩くことや走ることなどは、正常な運動として全ての人に共通する大切なことで、スポーツをする前に全ての人が知っておくべき知識であり運動です。

ここへの重要性が足りなさすぎます。靴を踏んで歩くのは、お行儀が悪からだけではありません。正常歩行が阻害されるからです。大人は何故いけないかを解剖学的に、病理学的に説明できる必要があります。

医学も、病気だけに関わっているのではなく、なぜ病気になるのか、どうやって病気にならない様にするのかを伝えなくてはいけません。歯科医や歯科衛生士は歯磨きの磨き方などを啓蒙しているのに、整形外科医や理学療法士は高齢者の体操ばかりに目を向けていて子どもの歩き方などに警笛を鳴らす方はほとんどいません。なぜ子どもに目を向けないのでしょうか。高齢者になって問題が出てきているのは、子どもの頃の教育や偏った運動習慣が原因かもしれないのに、、、。

そう言う研究が少ないもの問題ですね。縦断的研究ですととっても時間がかかるので。でも、因果関係を調べる方法はいくつかあると思います。でもそういう予防的な研究に時間と熱意を割く方がとにかく少ない、、、。

子どもこそ、私たちの未来であり、希望であり宝なのです。それは自分の子どもだけではありません。僕ら社会としての宝なのです。

もっともっと、子どもの運動について、本気になってサポートする学校、企業が出てくることを願います。

もしこの記事を読んで共感した学校などがあれば、僕に依頼してくれれば伺います。部活動ですべきコンディショニングや、体の基礎的な教育スポーツでの歪みを作らない方法体の歪みチェック法など、お伝えします。

これを読んだ親御さんがいらっしゃれば、自分の子どもの通っている学校に紹介してください。出向きます。こういうのはいずれば共通の内容を作って、各学校へ配布できる様になるといいですね。

いつかnoteでも、子どもがすべきストレッチとか、子どもが獲得すべき身体能力などをまとめたいと思います。

姿勢の見方については前にまとめました。おかげさまで1000レビューを超え多くの方に見ていただけた様です。少しでも啓蒙に役立てれば嬉しいです。

最後に念押しで、子どもの部活動やスポーツこそ専門家がついてサポートすべきです!

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。