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脚の長さのギネス記録更新のニュースで見逃せない点

米国17歳の女性が脚の長さでギネス記録に認定されたというニュースが出ていました。脚の長さが135㎝という事ですごいですね。うちの長男の身長と同じくらいの長さ、、、!

身長も208㎝ってのも17歳で、、、すげぇという事なんですが、

このニュースで見逃せない点が、、、。

それは脚長差です。

【世界記録の脚の長さの脚長差】

彼女は左脚が53inchで右足が52.874inchと報告されています。

53inch=134.62㎝
52.874inch=134.29996㎝

差は、、、。0.32㎝つまり約3㎜という事ですね。どうやって測定したのかはわかりませんが、しっかりと差があるという事が報告されています。

脚長差の平均は6㎜ですから彼女の場合は少ない方です。208㎝の身長から見たら大した事ない差ですが、僕はギネスはしっかりと左右の脚の長さを別々に測定していることに驚きました。

こういう記事で、おぉ脚の長さには左右差があるんだ!と少しでも思ってもらえる人が増えるといいなと思います。

3㎜程度は臨床的には問題ない範囲だと思っています。4㎜くらいから経験的には症状が出る人が出ているなという感じです。

脚長差はほとんどの人にあります。そして、場合によっては、腰痛や膝痛などの機能障害の原因になります。

しっかりと、脚の長さについて調べたい場合は、脚の長さコーディネーターをお勧めします。

東京でしたら八王子のTAKT EIGHTにてお受け致します。

【最近のお客様】

先日TAKT EIGHTにいらした方は、ご自分で昔から脚長差の違和感を持っていて検索して当店を探してこられました。

結果9㎜という結構な差でした。

補高することで歴然と歩きが整い、違和感が消失されました。医療機関は受診してないということでしたが、9㎜はかなり大きい差ですし、変形性股関節症の疑いもありましたので受診をお勧めしました。

股関節の状態を把握しておくことで、気をつける事が分かり、症状を悪化させることを予防できるかもしれません。

脚長差に違和感を持っている方はぜひ一度拝見させて下さい。人生が変わります。

残念ながら、医療機関では3㎝以下の脚長差に関しては装具などの処置をしてくれません。先程の9㎜の方もおそらく医療機関を受診しても処置はないでしょう。

他の方で、側弯症の診断でいらした方は経過観察でしたが、結局7㎜の脚長差が原因でした。それだけ脚長差があっても病院では残念ながら見逃されます。

脚長差の重要性が常識になっていないのです。

ここに関して、研究などによって医療業界の常識にしないといけませんが、まだまだその研究に取り掛かるまでには時間と資金面など課題があります。

僕に時間とお金をくれるなら今すぐにでも研究に取り掛かりますが、宝くじが当たるでもしなければそうもいきません。臨床家としてこのような場で、現状は警笛を鳴らし続けるしかありません。

少しでも多くの方にこのような情報が届くことを祈ります。

また、研究者でネタを探している方は、ぜひ脚長差の研究をしましょう。いつでも協力します。

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。