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予防運動関連まとめ

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予防医学を運動の側面から実現するのが予防運動療法です。予防運動の考え方や啓蒙のための記事を集めました。
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2022年11月の記事一覧

【日記】スポーツの正しいは日常の正しいではない

先日、太極拳をされている方がパーソナルレッスンにいらっしゃいました。 太極拳では骨盤を後傾した姿勢が多かったので、それがいい姿勢だと思ってずっとその姿勢を意識していたら腰椎椎間板ヘルニアになったという方でした。 これヨガにもピラティスにも多いです。 「反り腰」だと言われた。 「立っている時には太もも引き上げて立つように」と言われた。 「お腹は常に閉めておくのがいいこと」と教わった。 本当に多種多様なことを皆さん運動指導者から言われています。 大切なことなので強調しておき

【臨床日記】3年間リハビリに通ったのに、、、一度もやってもらったことない

今回もあまり問題提起しすぎるのもどうかなと思いますが、現状のクリニックなどでのリハビリテーションの質の低さについては患者さんにとってあまりにも損害が大きいので、そういうところもまだあるという事実は残すべきだと思い書き記します。 腰痛症でクリニックに3年間通われていた方。 骨格的に腰部側弯(左凸)、脚長差6ミリ(左が短い)があり腰部への負担はとても高くなっていました。 股関節の伸展制限が右にあり、同じく右の大腿四頭筋、腸腰筋、腰方形筋に短縮を認めました。 歩行分析でも、墜

【日記】多くの運動指導者はその競技の骨格に適合してた人が残っている

運動やスポーツの指導場面で先生からよく注意される人がいます。 「もっと足を開いて。外に開く筋肉をもっと意識して。」 確かに、膝を外に開く必要がある時に内に入ってくれば、筋力が弱いと判断してしまうのは分かります。 でも、、、もしかしたら骨格として、内側に入ってきてしまっているのかもしれないという可能性について考える指導者は少ないです。 生徒さんは、先生に筋力が弱いと言われれば、そうか自分の筋力の弱さがそうさせているんだから、頑張って先生のようになろうと努力されまます。

【日記】原因が分からないのに対症療法している医療サービス〜特に理学療法〜

僕は医療保険を使わないサービスとして、ピラティスやヨガ、そしてパーソナルレッスンを提供しています。 パーソナルには、クリニックで理学療法を受けている方もよくいらっしゃいます。 僕も理学療法士ですので、同業です。 でも彼らが何をしているか確認すると、ことごとく対症療法です。 痛みや違和感、変形の原因について説明されましたか?と聞いても、説明を受けたという方は皆無です。 なぜ痛いのかを解説せずに理学療法を提供しているのです。 先日来られたかたは、腸骨の回旋偏位があり、股関

【日記】楽しみの代償〜スポーツとその後遺症〜

実は僕は右股関節を痛めています。 怪我した当時は2週間くらい杖をついていました。 片足立ちは痛くてできず、寝返りの度に痛くて起きるという日々を送ってました、、、。 それはトレイルランニングの試合の後でした。 登山は好きだったし、子どもの頃は走って山を登り降りしていました。 大人になって、トレイルランニングというスポーツができ、あぁこれは自分が大好きなものだと思って飛びついた。 でも変に自信があったせいで十分な練習をせずに試合に出てしまったのです。 登りはいいけど、降りはす