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予防運動関連まとめ

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予防医学を運動の側面から実現するのが予防運動療法です。予防運動の考え方や啓蒙のための記事を集めました。
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2020年5月の記事一覧

変えたい常識シリーズ「内股歩きは悪い?」

【内股歩き】子どもの頃内股歩きで親に注意されて直したという経験のある人は多いでしょう。 つま先同士が当たって嫌だった。へんな歩き方だよって言われて意識してつま先を外向きにして歩くようにした。 でも、身長が止まる16歳前後で骨格は決まってしまうので、それ以降に内股を修正しようと思っても骨格は変わらないので、体に無理をさせることになるんです。 骨格と姿勢の不一致による歪みが原因の扁平足、膝痛も多数存在します。 内股の骨格の人にとっては内股が正常なんです。そこ理解して欲しい

変えたい常識シリーズ「顎を引いて胸を張れはいい姿勢?」

【いい姿勢とは?】「顎を引け!胸を張れ!」これはいい姿勢の代名詞ですよね。なぜか命令口調になります、、、。 そうそれって、実は軍隊のAttentionの姿勢なんです。「気を付けぇ!」 つまりこれは緊張させて軍曹のいうことを聞くための兵士の姿勢なんです。 おぉ怖い、、。だから命令口調になるんですね。 では何でこれが正しい姿勢の代名詞のように僕たちは刷り込まれているのでしょう? 【教育は軍隊式】今の公立の義務教育は軍隊の教育がそのまま継承されています。 「行進」がある

【変えたい常識シリーズ】体は柔らかいほど健康的?

【柔軟体操】体の専門家としては一般の方の常識に違和感を覚えることは多々あります。 今回は「柔軟性」に関して。 体が柔かい方が健康的という常識がありますね。柔軟体操を必死こいてやっている人多いですよね。ヨガも柔軟なほどいいと思って練習している人は多いでしょう。 でも、、、柔軟性は医学的には度が過ぎると「関節のルーズニング」といって、関節の不安定性の原因として問題視されます。 何事も限度があるんです。 関節の柔軟性の限度は基本的に関節関節可動域と言って、整形外科・リハビ

「時すでに遅し」になる前に

【気付かないと手遅れに】体には壊れても「戻るもの」と「戻らないもの」があります。 戻るものは修復力があるもので、例えは筋肉。そもそも筋肉痛も微細損傷と言われているので、常に損傷することを想定しているので壊れても戻ります。 同じく皮膚。軽い傷は治りますね。爪や髪も皮膚の延長ですから、伸び続けるように成長し続けるものは壊れても戻ります。 戻らないものは、、、軟骨、関節円板、靭帯などの損傷。 軟骨は壊れた程度によっては、完全にストレスをかけない車椅子などの環境に1年ほどおけ

関節lockに気を付けて!ロックはrockを楽しもうぜ〜問題点とその対処法〜

※写真は肘の過伸展の写真です。ご好意で使用させて頂きました。ご協力ありがとうございます。

¥700

関節痛、、、関節は加害者?それとも被害者?

【関節の痛み】肩こり、腰痛、膝痛といえば国民の代表的な痛みだと思います。 痛みを感じるとある人は病院に行きレントゲンをとって骨にはなんともないと言われ、痛み止めと湿布を処方され、いつまでたっても痛みが取れないので病院以外を探すと思います。 ある人は様子見て気がついたら治っているでしょう。 ある人は初めから病院は信用せずに、整体や鍼灸、カイロにいかれると思います。 場合によっては良くなり、場合によっては良くならないでしょう。 世の中にも痛みに対するアプローチは医療