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When we were young〜初盆の夏

両親は共稼ぎだったので、夏休みは子供の相手が出来ず、僕ら兄弟は母の実家に預けられていた。田舎なので近くの川で泳ぎ、昆虫採集で山に登り、盆踊りに参加したりして過ごした。その時、歳が近い従姉妹が一緒に遊んでくれた。あの頃は夏でも朝晩は比較的涼しかったし、暑さのピークも盆までだった。

中学生になった辺りから帰省はしなくなったし、大人になってからも法事で帰った時に会うくらいになってた。そして、今年の2月に久し振りに行って、とても良い時間を過ごしたので、こちらに書いた。

その時の従姉妹の手料理。美味しかったなぁ。

その従姉妹たちが初盆のお参りに来てくれた。お昼ご飯を一緒に食べながら、近況とか昔話とか、話しがあっちこっちに飛ぶ。母が実家に住んでた若い頃の写真を皆んなで見る。従姉妹から素朴な疑問。「こんなのウチにも残ってないし、この頃誰が撮ったんやろね?」。確かに昭和20年代〜30年代前半、カメラ持ってる家は珍しかったかも。
お供えにもらった葡萄。

夏休みに泳いでた川は、もう水が殆どなくなっているらしい。盆踊り大会に行った小学校も人口減で数年前に閉校。僕らが一緒に遊んでたのは50年前。色々思い出して懐かしかった。When we were young...


今でもお互い「なおちゃん」「◯◯ちゃん」と呼び合う。あの頃から時間が止まってる。心地良いひとときだった。別れてから、そんな穏やかなムードの曲を流しながら車を走らせ家に帰った。

これも昔から好き。

今日完成したプレイリストは、田舎道を走るイメージで"country feeling"。

NHKオンデマンドで『ドキュメント72時間〜大仏を見上げる霊園で〜』を観る。「亡き人が皆んなを結び付けてくれる」というナレーションが印象的。従姉妹の◯◯ちゃんとの再会はまさしくそうだった。これまで、お盆を意識する=亡くなった人を迎える、見送る〜ことは殆どなかったけど、今年は違う。


今日は両親も喜んでくれただろう。

my note #132

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