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プライドを無理に捨てない

何かを教わったり、学んだりする現場ではよく、「プライドを捨てなさい」という言葉を耳にします。

余計なプライドが、学びを妨げることがあるからですね。

ただ、心の扱いについて少しばかり学んだ立場から言うと、このような言葉は、自己肯定感の低い相手には、あまり使わない方が良さそうです。


プライドとは、「こうあるべき自分」へのこだわりのことを言いますが、

自己肯定感が高い人ほど、プライドにはこだわらないことが多く、プライドにこだわる人ほど自己肯定感が低いことが多い、と言われています。

つまり、プライドそのものよりも、そのプライドにしがみつく自己肯定感の低さのほうに問題があると言えるのです。


自己肯定感が低い人たちは、自分に自信がないからこそ、「こうあるべき」という理想の自分にしがみついて自分を支えようとしています。

ですから、そういう人たちに、「プライドが高い」などの批判を安易にしてしまうことは、彼らの自己愛に損傷を与えてしまうことになりかねません。

それよりは、相手の自己肯定感を高めてあげるような働きかけをしてあげて、

学びの邪魔になるような余計なこだわりは、それとして認めてあげつつ、その学びの場面では少しずつ横に置くように促していった方が良いでしょう。

プライドは、あっていいんです。

人の話を素直に受け止めきれない時があっても良いんです。

そんな自分も、自分の一部として愛してあげてください。

自分を愛せるようになれば、自然と余計なプライドも手放していけますから。

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