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面バイ考その2(ベーゴマ考41)
岡本さんのところに行きたい。
以前ちらっと見せていただいたことがあったが、
愛媛の岡本さんは
日本屈指のベーゴマコレクターだ
たぶん
私も持っている数で言えば
日本屈指のコレクターになるだろう。
きっと
しらんけど
私の4000個にあわせて
岡本さんの5000個を、確認し
持っていないものを調べさせてもらった。
考察第一弾は
岡本コレクション
面バイだ
第1回はコチラ
面バイ一覧
①鬼
(未確認)
本では見ているが、本物をまだ見ていない。
②おかめ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114511939/picture_pc_8498d2e4f997734bd7cda17384913b1e.jpg?width=800)
③ひょっとこ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114511914/picture_pc_8f770a8dedbd7d6bbc0107902c08616b.jpg?width=800)
ひょっとことおかめは
まれにオークションなどに出るが
顔の部分が加工されていることが多く
原型をとどめていることは少ない
④力士
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114512180/picture_pc_e021e5d75fbf58f5f04225c031e3a0e9.png?width=800)
力士は
私が個人でもっているもの
右ふたつは加工されていて原型が崩れている
⑤狗
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114511882/picture_pc_e2f407c7bb5c5ab54fb45f685549f5ab.jpg?width=800)
⑥鉄兜と呼ばれる表面に顔が描いてあるもの
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114511867/picture_pc_5dbc0c75b49b3426686dbff8d6419ee7.png?width=800)
⑦崩れた顔が表面にあるもの(仮に翁と呼ぶ)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114511979/picture_pc_e4af0788a4323a7bf81e7aa10de78b29.jpg?width=800)
裏側の戦意高揚
今回の1番の収穫は
この「狗」の
裏側
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114516126/picture_pc_8ee705f71d21a20a792a1829a065c844.png?width=800)
岡本さんのコレクションのなかでも
もっともレアなものにあたる「狗」
メンバイはバイの凸側にデザインを施してあるとこから
「めんうち」の流れをくんでいると思われるが
この「狗」の特徴は
平面がわに兵隊のデザインが施されていた。
これば肉弾(爆弾)三勇士のモチーフと思われる。
(第一次上海事変中の1932年(昭和7年))
最近の研究では事故だったという見方もあるが、国に命を捧げた美談とされこどもたちの玩具である、面バイにもつかわれ、戦意高揚に使われたものと考える。
鉄兜と呼ばれるものも
戦争の影響でそう呼ばれているんだろうなぁ。
これらが使われた後に
日中戦争
日露戦争
太平洋戦争とうつりかわっていく。
面バイは
かなり古いので
現存している数も少ないが
ベーゴマを見る中で
戦争への歴史を垣間見た気がする。
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