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正月あそび縁起録

いろいろあったお正月
少しでも良い年になるように
願わくはいられません。

豊かさを願った栗きんとん
長寿を願った海老 など
お節料理がそれぞれに
縁起がかかっていることは有名ですが
お正月遊びにもそれぞれ、正月におこなう願掛けがあります。
今日はそれらの願いをみてみましょう。

凧あげ

凧あげは空高く上がることから、「願い事を凧に乗せて天まで届ける」という意味

江戸時代、庶民の間では、イカノボリ・イカ揚げ(現在の凧揚げ)が盛んになりすぎて、大の大人が喧嘩をしたり、大名行列に落ちるなどけが人や死者まで出る騒ぎになりました。それに困った幕府は、明暦元年(1655年)「町中にてイカノボリを揚げる事を禁止する」という禁止令を出しました。

しかし、当時人気の娯楽の一つであったイカノボリをどうしてもやめたくなかった江戸の庶民は、「これは、イカではありません。タコです」と駄洒落のような言葉遊びでこれに対抗します。
それからというもの
「イカ」は「タコ」に変わりましたとさ。
ほら想像してごらんなさい、
凧の下には風でバランスを取るための
長いひもみたいなのが2本とかあるでしょ。
言われてみると
イカの長い足みたい

静岡の凧揚げ大会をみてみたい。
そういえば最近凧つくってへん。

いろんな凧つくって
いちばん作りやすく、まあよく飛ぶものはこれ。
ぜひ親子で作って見てほしい。

羽根つき

羽根つきには1年の厄をはらい、子どもの成長(特に女の子)を祈願する意味が込められていると言われています。

こうした由来から、現在でも女の子の誕生を祝うものとして羽子板を贈るという習慣が残っているのかもしれません。

羽根つきの羽根にはムクロジという植物の実が使われて「無患子」と書きます。この漢字から「子どもが患わない」🟰子どもが病気にならない
とかけている

羽根つきの羽根はムクロジという実の種に鳥の羽をつけたもの。これはトンボを表していて、病気の元である蚊や蝿をトンボが食べることから、あっちこっちに打つようだ。


ムクロジは『無患子』と書きます。
羽根つきは打ち合って競争する競技ではなくて、お互いに無病息災を祈りながら長く打ち続けるものらしい

…まぢか。
しらんかった。


今のように医療が発達していなかった時代は多くの人たちが感染症など病気で亡くなりました。中でも子どもの死者は多かったようです。それで、子どもが病気にかからないように、と子どもの健康を祈ったわけですね」

羽根つきはどれだけ長く続けられるかが大切ということをうっかり忘れかけていた。
それにしても「子が患(わずら)わ無い」で無患子(ムクロジ)とはよく名づけたものだ。

下は無患子のひばり笛
むっちゃ好き

いまだに無患子の木をみつけると
嬉しくなるw

墨で顔をぬる

墨を塗るのは鬼などが墨、黒い色を嫌うというところから、魔よけの意味をこめて塗るようになったようです。羽根を下に落として無病息災の祈りが途切れてしまっても、墨を塗れば悪いものから身を守れる、ということのようです。これがいつの頃からか遊びの中で罰ゲーム的なものに変化していったようです」

六甲道児童館のSNSより「無敵」

福笑い

一説によると、江戸時代後期より人々のあいだで遊ばれるようになり、明治時代に入るとお正月遊びとして定着していったと言われています。

福笑いは、できあがった顔の面白さをみんなで笑い合って遊ぶことから「笑う門には福来る」ということわざのように、新年のはじめから笑いがあふれることはめでたいとして、お正月遊びとして親しまれるようになったのではと伝えられているそうです。

ちなみに、福笑いにおかめやひょっとこ、おたふくなどを使う理由についても明らかになっていません。

しかし、これらが福をもたらす縁起物として人々の生活になじみ深いものとされていたことから、親しみを込めて使われるようになったと言われています。

双六

すごろくは奈良時代に中国から伝わった「盤双六」という2人が盤に向かい合って座り、白と黒の持ち駒で相手の陣地に攻めていく早さを競うゲーム。
西洋に残っているのもは
『バックギャモン』という。
ルールは全く同じで
そのゲームで二つのサイコロ振るから
「双六」なわけだ。

盤双六は何故か二つ持っていて、
何回も考察してる


現在主流となっている双六は「絵双六」と呼ばれ、これは盤双六の影響を受けて作られた日本独自のものと考えられる。

江戸時代になると絵双六が流行し、簡単に遊べる「道中双六」や「出世双六」などが人気を博したことで、お正月にも親しまれるようになったと言われています。

双六は、ルールがシンプルで大人数でも楽しめることや運試しの要素もあることから、親戚などが集まる際のお正月遊びの定番となったようです。 

絵双六コレクション
かわいいどうぶつコレクション
ようちえんすごろく

独楽まわし

独楽は、まっすぐに自立して回るその姿から「物事が円滑に回る」「お金がよく回る」

真っすぐ芯が通っているかたちに「意志を貫く」「独り立ちする」といった意味を込めたためと言われている。

こうしたことから縁起物と考えられていたため、新しい年の始まりにふさわしいとされ、独楽=正月というイメージが根付いていったようだ。
有名な童謡「お正月」の中でも独楽が定番の遊びとして登場している。

個人的には
お師匠とおなじで
まわりおわりに
倒れそうで倒れない独楽の姿に
リスペクトしている。

ことしも
倒れそうで倒れない自分で行こう 

今年の初まわし

カルタ

歌かるたが正月の風俗となったのは格別の理由があるわけではなく、もともとさまざまな折子供や若者が集まって遊ぶ際に百人一首がよく用いられたことによるものである。そのなかでも特に正月は、子供が遅くまで起きて遊ぶことをゆるされていたり、わざわざ百人一首のための会を行うことが江戸後期以降しばしば見られたりしたこともあり、現在ではこれが正月の風俗として定着しているものであろう。


お正月っぽいから
百人一首とまでいかなくても
ぼうずめくりしたり
犬棒カルタなぞして
意味をかんがえてみるのもええなぁ

みなさんは
何個正月にしましたかー?
なんでお正月にするか意味を考えながらあそんでみてね!




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