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akippa product noteを1年続けた感想をみんなで話してみた

akippaのプロダクト開発部門のマネージ&PdMをやってる井上です。

ちょうど明日、akippaのプロダクト開発チームでnoteを書き始めて1年になります。
1年前に書き始めたときの最初の記事がこちら。

1年経ったので、akippa product noteを続けてみた感想、今後どうするのか、そういったことをチームで話してみました。
チームでブログの発信などをしていて、運用などに課題がある人の参考になれば幸いです。

きっかけ

どこかで振り返りをと頭の片隅で考えてたのですが、きっかけはとある社員のslackでの声でした。

noteの当番ローテから外れたいのですが、いかがでしょうか?
負担に感じることもあり、他のみなさんもご意見いただけると嬉しいです。
私だけ外れるのも不公平感があると思いますし、楽しんで投稿してる方もいらっしゃるようですし。

言いにくい提案だと思うのですが、言葉を選びながら発信してくれました。
振り返りの場を早く用意していればこちらから言いやすい場を設けられたのに申し訳ない!

投稿に対して他のメンバーも運用考えましょっかって言ってくれたので、ちょうど一年ということもあり振り返り会を開催しました。

そもそものルールは?

akippa product noteでは以下のルールで運用していました。

  • product divisionの社員はnoteで発信すること

  • noteは1週間に1回ローテーションで当番制にすること

  • product noteの目的に即していればテーマは自由で事前チェックなども必要なし

akippaのproduct divisionでは社員の数がようやく10名になったくらいの小さなチームで、上記ルールでは2-3ヶ月に1回当番が回ってきます。
多いか少ないかはそれぞれですが、みんな自分の当番が近づくとソワソワしてたみたいです笑

ゴールに対する結果から振り返ろう

akippa product noteではチームで1つのアカウントをシェアして投稿するのではなく、各個人のアカウントをproduct noteに紐付ける形で投稿してもらっています。
発信者がわかりやすくなる一方で、PVなどは各個人のアカウントの中でしか見られず、どれくらい読まれているのか全体像が見えない状態でした。
product noteは「akippaに興味をもってワクワクしてもらえる人を増やす」という目的で始めたので、それがどの程度達成されているのかを確認するところから始めました。

チーム全体の結果がこちら。

1万回以上、誰かにメンバーの記事が読まれていると考えると、個人的には「いいじゃん!」って感じでした。
もちろん、akippaが認知されたかどうかや、そこからワクワクしてもらえたかはわかりませんが、メンバーの話を聞いてると採用の選考フローの中で「note見ました」といってもらえたりしたそうで、質の面でも一定の効果はでていると実感しています。

また、中には検索キーワードで実は上位に来るようなテック記事になってたりするものもありました。

みんなの感想、今後について

ここからはみんなで話し合った感想や今後も書き続けたいかどうかについて。

ポジティブなところでいうとこんなところでした。

  • 読まれてる実感はあるのでやりがいがある

  • スキがついたりslackなどでコメントしてもらえるとうれしい

  • やったタスクを整理する場になったりするのでありがたい

  • 登壇とかは苦手だけど文章で表現することは実は好きだった

  • ローテーションであることで良い意味で背中を押されてる

  • 個人のアカウントなので、個人のアセットにもなる

  • カジュアル面談に繋がった

ネガティブなところでいうとこんなところ。

  • タスクが詰まってるところに順番が回ってくるとつらい

  • タスク詰まってなくても自分の専門スキルを開発に発揮するほうが貢献できる

  • 結構時間かかってる(1日かける人も)

  • ネタが思い浮かばない

  • 今以上のローテーションだと無理

また、今後も書き続けたいかについては概ね「書き続けたい」人が多かったのですが、明るい顔して「ぜひやりましょう!」って感じではなかったです笑
noteも業務時間に書いてもらってるのですが、忙しい中で何かをゼロからひねり出してアウトプットするのって結構パワー使いますもんね。
とはいえ、価値を感じてるメンバーも多く、続けていくことを前提にもうちょっと柔軟な運用にしようかという話になりました。

新しいルール

そこで、負担を減らしつつも、適度なプレッシャーを感じながら背中を押し続けてくれるというワガママルールを新たに策定しました

書きたくない人は書かなくてok

すごいドライな響きですが、前提としてこのルールを策定しました。
ワクワクさせる目的なのに強制的にアウトプットしてもらう記事でそれを達成するのは難しいですよね。
メンバーからも声が出たのですが、そもそも苦手なことだったり納得できていないことを無理強いするよりも得意なことでパフォーマンス発揮してもらうほうが良いと考えています。

スキップありローテーション

んじゃ書きたい人、書ける人が自由に書きましょうかとなるとプレッシャーがなくなり、たぶん書く頻度が自然と下がっていきますよね。
そこで、これまで通りローテーションは基本ルールとして残しつつ、どうしてもって場合はスキップはありというルールにしました。
ただし、スキップする際には「ごめんなさい、今週はスキップで」というニュアンスのことをslackで投稿するということも定めました。
ゆるくとも多少の罪悪感を感じないとプレッシャーにならないですしね笑

まとめ

一定の効果が出てるし、メンバーも負荷になりつつもやりがいを感じていますし、その中で続けられるルールをアップデートできました。
執筆しないメンバーも別の形でプロダクト開発やチームへの貢献をしてもらってますし、それを全員でリスペクトしながら議論できたのはとても良かったです。
最初は見切り発車で「とりあえずやってみようぜ」って感じで始めたのでどうなるか不安はありましたが、執筆や振り返りの中でチームのカルチャーやバリューの良いところを再確認することができてやってよかったなーと思えています。
noteさん、素敵なサービスをありがとう。

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