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【お腹の痛みと心の弱さ】-09「ルーティン化した痛み」

 私の腹痛は毎日ではありませんでした。

 はじめての腹痛は小学生の時ですが、その後はほとんどありません。
 次に腹痛を意識したのは社会人として仕事をはじめた数年後の頃。
 突然、子供のときと同じような腹痛がおきました。
 腹痛になるタイミング?は特に決まっていません。
 朝食後になったり、昼食後になったり、夕方になったり、夜寝る前になったり。
 連休明けでも、週明けの月曜日でもなく、緊張するときでもなく。
 時間も季節も関係なく、腹痛がはじまります。

 「あたた、腹が痛い」なんてものでなく、突然痛みと恐怖で血の気はひき、冷汗がでて苦しむ。そのような症状が続くのです。

 そんな腹痛を繰り返しているある日、ふと気づきました。
 一度腹痛になったら、1ヶ月くらいは腹痛にならないのです。
 それくらい頻繁に定期的に腹痛をおこしていたのですが・・・
 そのことに気づいてからは、一度腹痛になり苦しみを耐えたあと、気分的にも楽な気分になりました。
 少し腹痛になっても「2週間前のとき激痛だったから、これは大したことはないな」と思いだしたのです。
 だから、1ヶ月経ったときに腹痛がくると、「あーまたきた」と覚悟はできましたが、痛みと恐怖は取り除けませんでした。

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