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【お腹の痛みと心の弱さ】-04「体調を悪くした栄養剤」

 私には農業を行っている親戚がおり、学生だったとき、夏休みには農作業を手伝うことがありました。

 夏の農作業はとても暑く、たくさん汗をかくので水分補給が欠かせません。
 高校生のとき、農作業の手伝いをして休憩になり飲み物をいただきました。
 ジュースと栄養剤です。
 すごく冷えた飲み物は、暑さを忘れさせてくれて、涼しくなります。

 その時の私は栄養剤という飲み物は初めてで、元気がでるからと勧められ飲んでみました。
 初めて飲んだ感想は薬みたいだなぁと思い、おいしいとは全く感じませんでした。
 でもとりあえず暑さはなくなり、汗も引いて落ち着きました。

 それからのんびりしていると1時間もしないうちに、激しい腹痛に襲われました。
 その痛みは、動けないけど動き回りたい、そこら辺のものは壊したい、怒りと苦しみが混ざった究極の痛みです。
 でも自分の家ではないので、暴れまわるわけにはいきません。
 その時の私はうずくまり、ただただ痛みが消えるのを待つことしかできませんでした。

 それから30分くらい痛みに耐え、顔から血の気が引いてしまったころ、ようやく便意を感じトイレに駆け込みました。
 その後はトイレから出て、またうずくまり、またトイレに・・・
 3回くらいそれを繰り返すと、痛みはおさまったのですが、今度は疲労感で動けなくなりました。

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