アフターセブン放浪記 第1回「終点には何があるのか」

通勤経路。
都会近郊にお住いの社会人の方の多くは、毎朝決まった路線を使い、決まった駅で降りているかと思われます。

私も普段は決まった定期券通りの駅から乗って、決まった駅で乗り継いで決まった駅で降りる…この繰り返しです。

この企画は第0回で書いたように、日常に変化を付けるために何かアクションを起こすというのがメインテーマです。

今回は通勤経路を見ながら思いついた、「普段使用している電車の終点まで行ってみると何があるのか?」というテーマで
実際に足を運んで調べてみようと思いました。

私は普段千代田線を通勤に使用しているため、今回はこちらの終着駅としてよく見かける「我孫子駅」まで向かってみたいと思います。

(※なお、千代田線を通勤に使用しているのは本当ですが、身バレ回避のために具体的な下車駅を書くのは避けたいので、
今回は写真のために「明治神宮前駅」を使用しているということでここの駅まで行って撮影しています、あらかじめご了承ください。)

さて、約1時間ほど電車に乗って常磐線の我孫子駅に到着しました。

この駅は特大のから揚げが乗った駅そばがとても有名です。
このから揚げそばには根強いファンが多く、このためだけに我孫子駅に来る方も多いとか。

訪問した日はあいにくの雨模様でしたが、北口はそれなりの広さのバスターミナルがありました。
しかし、特筆すべきものは見当たりません。コンビニやスーパーはありますが、ネットカフェやカラオケといったものはありませんでした。
終着駅であるため、万が一寝過ごしてここに来てしまった場合はかなり苦労することになりそうです。

さて、夕飯に何を食べようかと思っていたのですが
から揚げそばは多くの方が既に食べたことあるはずなので、それ以外を…と思い、駅の北口の「浜屋」さんにおじゃましました。

今回いただいたのはエビ辛しつけそば(1000円)です。
濃厚なスープはくどさがなく、歯ごたえと味がしっかり残っている麺と相性がとてもよかったです。
また写真右下がエビ辛しで、これをつけ汁に入れるとガラっと味が変わり引き締まった辛み成分の強いスープになり、一食で二度楽しめることができました。

食後は駅の南口に回り、何か変わったものはないかを探していたところ…

観光案内図を見つけて、この我孫子駅は手賀沼の北側に位置する駅であることに気が付きました。
手賀沼について私が思いついた話は、手賀沼ディズニーランドの計画があったことでした。

そもそも手賀沼と言ってもピンとこない方も多いかと思われますが、かつてここにディズニーランドを誘致する計画があったようです。
結果的に資金繰りの面で断念したようですが、もしかしたら今の舞浜駅のように夢と魔法の世界に満ち溢れていた…のかもしれません。
(脱線してしまうので、詳細は下記の記事をご覧ください)

と言っても現在はその痕跡を示すものは跡形もなく、住宅街が広がる地方都市になっているのですが…
駅の看板には「手賀沼のうなきちさん」がいて、ディズニーランドが誘致されていたら彼は産まれていなかったはずです。
彼はディズニーランドの誘致失敗がなければ産まれていなかったキャラクターと言っても過言でないため、彼の存在がきっと歴史をつなぐ承認になっているはずです。(こじつけでは…と言ってはいけません)

ところで、南口には朝まで滞在できそうなカラオケがありました。
これなら我孫子駅まで寝過ごした難民サラリーマンがいたとしてもきっと救われるはず…

…と思ったら金土祝前日は午前5時まで空いていますが、他の日は午前2時で閉まってしまうため解決にはならないようです。
我孫子駅まで寝過ごしたら大変なことになる、というのが今日の教訓でした。

第1回目から完全にノープランで、完全に思い付きで我孫子駅まで行ってみたのですが、
美味いお店を発見したり、手賀沼ディズニーランドの存在を思い出したりと、行ってみないと見つからないことはやっぱりたくさんあるなあ…というのが今回の発見でした。

今後もこんな感じで、あんまりヤマもオチもない話を掲載していくと思いますので
暇な通勤時間にでも読んでもらえるような、そんな緩いスタンスで見守っていただけたら幸いです!

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