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デザインとアートの違い

デザインの勉強をしていると、必ず考えることがあります。
それは、デザインとアートの違いについてです。

この2つの違いについて色々な説明がある中で、私が1番腑に落ちたのはこちら。

デザインは問題を解決する
アートは自己表現

アートは製作者の自己表現のため、一目見て何を伝えたいのか理解できないものが多いです。

デザインは問題解決のために求められるもの。
例えば交通標識のデザイン。
「止まれ」や「一方通行」の標識は一目見れば何を伝えたいのかが、伝わっている。

建築設計もデザインになると思う。
人が快適に生活できるようにプラン(平面図)を考えたり、地震に耐えられるような柱や梁の配置を考えるのが建築の設計です。

デザインは問題解決のためのもの。
だからこそデザインにはルールがあり、論理的に作ることができる。

クリストファーアレグザンダーの「形の合成に関するノート」には、良いデザインとは形と文脈が調和していることとされています。
簡単に言うと、その形は意図したことが伝わっているか、または意図した行動を誘発させているか、が良いデザインかどうかの判断軸であり、カッコいいとかオシャレとかは二の次になります。

デザインには達成すべき目的がある。
だからデザイナーは自分の感性でカッコいいものやオシャレなものを製作してはならない。

デザインを勉強する上で忘れてはいけないことだと思いました。

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