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円卓が作り出す食卓、空間さえもシェアすること|信州まつもとうらまち シェアハウスうら町base #03


小さな町の一角にできるシェアハウスは
ぼくの住む家になって、これから誰かの住む家でにもなって、だれかが訪れる家にもなって、お好み焼きをジュージュー焼いて小さなコミュニティが出来上がって「今夜は涼しいね、」なんて。缶ビール片手に夏の庭に足を放り投げながらだれかがそんなこと言うんです。
住まなくてもいい選択肢
誰かにとっての「行きつけの家」という居場所

信州まつもとうらまち シェアハウスうら町base

綺麗になったリビングに大きな円卓を囲む大人と学生

まだ肌寒い夜が時折やってくる松本市内、それなら寒いと言えるうちに鍋でもしようじゃないかと集まってくれたのはきっとこのうら町baseを「行きつけの家」にしたいと思う何かを抱えた人たち。

鍋を囲んで、同じ窯の飯を、、ばりに同じ鍋をつつき合うだけでこんなにも楽しい日々がやってくるのだ。
それってやっぱり、なにかしらを受け入れて共存することも受け入れた結果なんだろうって。

そして何より、いつも大勢といえば縦長の重たいテーブルで食べていたぼくは『円卓』で食事を囲むことがほぼなかったから円卓の持つ懐の深さに感動をしていたよ。
大きいから割といけるだろうって思ってはいたけれどそれ以上の人数がご飯を食べることができたのだからこれには本当に驚いた。

正面にも人はいるし隣にも人はいる、視界に映る人が多いからなのか何なの兎にも角にも隣じゃない周りを見る感性を『円卓』は作り出してくれるんだ。

こんな日々を送る一方で、シェアハウスと謳っているのにまだ住人は管理人であるぼくだけだ。

そんなまだ誰も住んでないうら町base、人は日々集い仲間が増えていってる感覚だ。
最近では近くの高校生が探求学習の一環としてまちづくりをテーマにここ裏町とうら町baseを拠点に一年を通してこれから起こる課題や問題を一緒に解決していくことにもなっている。

この場所には日々人が集い、そして何かを抱えていたりするんだ。

それは集める側のぼくもそう。
誰かしら何か欠けていて、それを補うように日常をシェアする


美味しいご飯に使わせていただきます