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手と仕事

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100人を撮ることになってからからのことやぼくの思想そのものを文章化した。
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#撮影

一流の仕事を見ることが一番早く仕事をとりにいく方法。|手と仕事 #17

『手と仕事』を撮り始めてようやく一年が経つ、実は色々な思惑のもと撮り始めたこの企画は実は一番の目的というものがあった。 職人さんの手と仕事を撮る意味も、100人という意味も、掘り返してみればさまざまな意味が後からつけられては補正されているけれど、始めた動機はぼく自身のリハビリ。 2022年の春、拠点を移すと同時にぼくは車で交通事故に遭ってしまった。 軽めの追突だからとそう重く受け取ることもなかったのだが、事故後から日を追うごとに不調が訪れた。 よくあるむち打ち、そして最大の

行動することが結局は一番早く信頼を得る方法 | 手と仕事 #09

めっきり寒い、朝起き上がればストーブをつけて、モゾモゾと夏よりも鈍く起き上がる。 日光のある場所を求めてずりずりと動く。 まだ体温のあがらない重たい朝を迎えた僕はこれでもカメラマンでカフェの人、エプロンをかければカフェの人になり、カメラを持てばカメラマンとして活動する。 僕のカメラマンになるって決めた時のことを書いたnote はこちら↓ カメラマンとして活動していると明言しているのだから、当然お仕事をいただいている。 イベント系のカメラマンであったり、個人の方からご依頼い

半径二メートル先の芸術がぼくの世界をまた変える。|手と仕事 #7

どうも、最近芸術にどっぷりハマっています、なおとです。 カフェの店主の一面を持ちながらも、カメラマンとして活動しているぼく。 最近なんの因果か芸術関係の方の写真を撮ることが増えてきてね、そういうところの情報がやってくるようになったんですよ。 カフェの営業中、お皿も洗ってお客さんはまったりしていて、なんだかちょっぴり眠くなっていた時だったかな、カフェの営業と100人の撮影と仕事での撮影がピークの時でさ、ぼくの住むまち長野県松本市ではそのときちょうど 『FESTA まつもと』

100%でやれば結果はいつか出るし、見てくれる人はいるよ|手と仕事#3

【100人の手と仕事】をはじめてからはただただ、その人の動きが綺麗で、気持ちがまっすぐで、純粋で、ぼくは羨ましかった。 だから、だれよりも見ていたかった。 誰よりもちかくで熱を感じたかった。 __________________________. 『見ている世界と考えてる世界と生きてる世界が、なんというかキラキラしてるんですね』 とある作家さんがぼくの写真を見て、こう言ってくれました。 始めましての方でしたが、すごくぼくの心を震わせてくれました。 【1

カメラマンです、って言いまくってたらお仕事がたくさん増えた|手と仕事#2

9月も終わって10月。 ぼくの住む町は朝晩の冷えが激しくなってくる頃。 つい3週間前まではセミの大合唱が夏らしさ!ってやつをぼくに知らせまくっていたけれど、今となっては静かな秋の虫がジリジリと鳴いて冷たい空気の中でひっそりと秋を知らせてくれている。 秋といえば、食欲だの読書だのなんだの、色々出てくる!ぼくにとっての秋はやっぱり眠りが心地いいこと。眠る時も起きた時もちょうどいい適温で、特に不快感もなく起きれるってのもいいし、若干夏よりも深くなった気がする眠りの質的なやつも心

まるで旅でもしてるような、|手と仕事#1

つい先月のこと ぼくのカメラマンとしての心を 一心不乱に突き動かす企画が始まった 「ものや空間をつくる人、つくる手」 にピントを当ててアトリエや工房 活動されている場所にお邪魔して撮影する 【100人の手と仕事】   撮影開始がちょうど1ヶ月前の8月23日 始まれば怒涛怒涛、波のように押し寄せる問い合わせのDMにたじろぐぼくをよそに、カレンダーはあっという間に予定がびっしり。   カフェの営業もしながらなので なかなか思うようにいかない日もあったけど ようやく20件ほどの撮