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テレビ離れに思うこと

「テレビを見ない人」
というのを、
初めて意識したのは、
10年くらい前だった。

当時、アルバイト先で、
昼食を共にしていた
先輩の1人が放った言葉。

「面白い番組なくて、最近
全然テレビ見ないんですよね〜」

スマホの普及が、
始まったばかりの時代。

ガラケーやパソコンを
メインに使う人がまだ多かった。

映画やドラマ、アニメといえば、
DVDレンタルが主流だった。

もはや、
ブルーレイディスクすら
懐かしく思う。

私も、TSUTAYAやゲオで
DVDをレンタルし、
様々なアニメやドラマを
楽しんだものだ。

YouTube、VOD
マッチングアプリが流行りだし、
コロナ禍によるインドアの加速が
大きな転換を呼んだと思う。

いろんな楽しみがあり、
好きなエンタメを選べる世界が
静かに、始まっていた。

テレビと恋愛
以外の楽しみが増えた。

「スマホ脳」という言葉のように、
スマホで不幸になる人も目立ち始めた。

狭い興味に対して、
中毒となり、視野が狭くなるのは、
とても危険なこと。

冷静に考えると、
「好きなことだけ」
って、恐い。

改めて、
テレビ鑑賞は
良いなと思いはじめた。

たまたま付けた番組で、
思いがけない発見もある。

クオリティが高く、
十分に楽しめる。


「情報に偏りがある」
なんて言う。

ネット、You Tube、職場の噂話にしろ、
そもそも論、全てが偏っているだから、テレビに限った話ではない。

テレビこそ、
人生の楽しみの偏りを、
むしろ、
適正化する装置である。



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