見出し画像

私は新人を成長させなくてはいけない。

私の会社にも今年の4月に新人が入社してきました。

入社から約1か月半が経ちますが、新人達は現在完全リモートによる研修を行なっているようです。
入社式もオンラインで行ったと聞いたので、新人達は恐らく入社から一度も同期と顔を合わせられていないのでしょう。新しい環境に身を投げ出したと言うのに、ずっと画面越しのコミュニケーションを強いられるとは、少し可哀想に思えますが、世の中の状況を考えると仕方のないことなのでしょう。

さて、私の会社にも「先輩社員1人が特定の新人1人を教育担当としてサポートする」というよくある新人の育成制度があります。
当然、先輩社員の数の方が新人より多いので、全員が担当になるわけでは無く、教育担当を担う人は上司から指名されます。
そして、今年の教育担当の一人として私が指名されてしまいました。

「指名されてしまいました。」と書きましたが、実際の心情としては"やりたい気持ち"と"やりたくない気持ち"が半々、といったところです。
というのも、「誰かを教育する」という活動そのものは元々嫌いではないですし、教育するコトで自分自身も大きく成長させてもらえると感じています。

しかし、そうしたポジティブな感情がある一方、「入社一年目、という大事な時期を私は正しく教育できるのか」という不安は拭えません。

実は、まだ私は社会人2年目の時にも教育担当になったことがありました。自分にとって初めて後輩社員ですし、なんならまだ私が教育される立場である中での教育担当はかなり苦労しました。
やり方は手探りで、正直 新人の子が何を考えているのかもよくわからず、コミュニケーションもうまく取れていない。そのような状況で教育を進めていたのですが、その新人がちょうど2年目になったときに、その子は会社を辞めてしまいました。

「もともとウチの会社の業種に合っていなかった」という話でしたが、私としては「辞める前に相談されるくらい良い関係性を築けていれば」「自分が彼の様子の変化に気づけていれば」と割と今でも後悔したりします。


そんな、教育担当の苦い経験をしているので、今年の教育担当に指名された時は受けるか悩んだのですが、結局「受けます」と返事をしました。

いまの私は2年目だったあの時の私と違いますし、一度失敗していればきっと今回は失敗しないはず。
今年私が担当する新人には、必ず1年後に「この人が教育担当でよかった!」と感じらせる成長をさせてやるんだ。

いただいたサポートを使って、新しいことに挑戦させていただきます。