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インデックス投資について正しく理解する

ここ最近は自分の株式のポートフォリオを個別銘柄よりもインデックスに寄せようとしています。

目的としては、分散投資をしてリスクを減らすことです。

成長中の個別株を買ったほうが大きく利益を出せるかもしれませんが、それはリスクも伴うため、リスクよりも安定にシフトしようとしています。


今回、インデックス投資により詳しく知ろうと思い『ウォール街のランダムウォーカー』がちょうどセールをしていたので購入して読んでいます。

改めて、インデックス投資について重要なポイントの認識ができたのと、間違った理解もあったので、それらをまとめてみました。

過去のことは将来にあてはめることはできない

最近いろいろな人の意見で目に付くのが、株式市場において過去のことは将来にあてはめることは出来ないということです。

私の解釈としては、おおよそあてはまることは多いと思うのですが、株式市場と向き合ううえでは、

・「わかった」つもりにならず、常に学びの姿勢を持つこと
・変化に柔軟に対応できる視座をもつこと

を、示しているような気がしています。

多くの人が参加している株式市場で「絶対はない」という、当たり前のことを忘れるなということだと思っています。

なので、米国株に30年投資していれば必ず儲かるというのも、絶対ではないという考えは持った方がよいと思います。特に今は過去にみない株高なので、今から始める人は、どうなるかはわからないと思います。

インデックス投資は必ず儲かる手段ではない

先ほどと同じくで「必ず」はありません。

インデックス投資は市場平均をとる手段です。市場平均が下落傾向であれば、当然儲かることはありません。

相対的に平均をとるのがインデックス投資です。

じゃあなんで多くの人がインデックス投資をするのかというと、個別株を売買するなどアクティブな取引をすることよりも、成績が良いという証明がされているからになります。

あくまでも、アクティブ運用との相対的な話です。
ただ、プロがアクティブに運用するよりも成績がよいことが証明されているので、投資初心者が知識がなくても失敗しない手段ということがわかります。

S&P500への投資だけでは十分ではない

インデックス投資は分散投資が基本です。

S&P500だけへの投資では、リスク分散が不十分なため複数のインデックス商品を組み合わせての運用が必用になります。

運用商品の組み合わせは以下のとおりです。いづれも実際の商品を買う必要はなく投資信託やETFで購入することが出来ます。

・株式(米国株50%、先進国株25%、新興国株25%)
・債権
・不動産
・現金

これらを年齢に応じた比率で分散をすることになります。

40代の人であれば株式の比率は70%前後が理想です。そうすると、米国株の比率はその半分の約35%となります。

なので、株式はS&P500(VOO)よりも全世界株式(VT)。さらには債権ETF(BNDなど)、REIT ETF(VNQなど)あたりを組み合わせての運用が理想といえます。
※()はETF商品名

暴落の時に自分の資産を守る手段としての分散投資です。
今回のコロナショックは暴落からの立ち直りが早かったですが、長期的な経済低迷などが起こると、2000年あたりからの米国経済のように回復が10年以上と長引くこともあるかと思うので、リスクヘッジは必要です。

インデックス投資をするうえで読んだ方がよい1冊

長期的なインデックス投資は、投資の勉強をしなくても金持ちになる手段ではありますが、それがどうしてなのか1冊くらいは本を読んで理解してみたほうがよいと思います。

おすすめなのは、『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。
インデックス投資のバイブルと呼ばれている本です。

20年~30年の投資期間、もしかしたらこの1冊だけで充分かもしれません。

本書では年齢別のポートフォリオ(分散投資の構成)と、銘柄も掲載されているので、長期的に役立つ1冊になると思います。


※詳しくはブログでも紹介しています






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