見出し画像

女の子の写真を撮って、生きてゆく。

8月からずっとずっと考えていました。

一体、私は今後何を撮って生きていくのだろう。
悩んで、脇道にそれて、ぶれて
時間だけが過ぎていって焦って焦って焦って

でも、今日ようやく気付くことが出来ました。

私は女の子を撮って生きていく。

最近、写真をそこそこうまく撮れるようになったと思います。
そりゃ、昨年の今頃は絞りとシャッタースピードの関係性すら
怪しかったわけですから、まあ、当たり前です。

撮りたいイメージに合わせて、設定を変えて撮る。
良い感じの写真が撮れる。

でも、そんな中で、どんどんこんな風に勘違いしていったんです。

「わたし、意外と何でも撮れるんじゃない?」

今後、写真で生きていくのなら、
女の子だけじゃなく、男性も撮れた方が・・・
需要の多い家族やお子様も撮れた方が・・・
店舗撮影や料理撮影もできた方が・・・

どんどん、写真の選択肢が広がり、
とても楽しくて、テンションが上がる自分がいました。
だって、今まで撮らなかった写真を撮るんだもん。

でも、そんなことは思い上がりでした。
私が増やしていた選択肢の先は、「趣味程度の写真」 でした。
趣味で撮っている人の写真として観たら、
そこそこ良い、かもしれない。

そこそこ雰囲気が良くて、
そこそこ光に気を付けられていて、
そこそこ笑顔も捉えられていて。

でも、それで終わりでした。

その道のプロは、もうたくさんいる中で、趣味程度の写真を撮る私の需要はありません。

結局、ぐるぐる考えて、至った結論。

私は女の子を撮るしか、勝負できない。
女の子を撮ることでしか、戦えない。
「負けない」と思えない。

そう、当たり前ですが、見失っていました。

確かに、今の時代カメラは優秀で、基本的な知識があれば、良い感じに写ります。

でも、良い感じに写る写真なんて、他にもたくさんある。

私にしか撮れない写真は、女の子の写真だけです。
私が勝負できる写真は、女の子の写真だけです。

※女の子、と書いていますが、別に女子高生とかの若い子だけを指しているわけではありません。30代でも40代でも50代でも。おばあちゃんだって、ガールな部分は持っているから。

そう、当たり前のことに気づいたら、すごく楽になった。
もう、家族フォトは撮りません。
もう、お子様の写真は撮りません。

だって、家族の写真もお子様の写真も撮っている人、たくさんいるでしょう。私が撮る意味を見つけられない。

私はすぐに手を広げようとします。
不安だから、新しい武器を探したくなる

でも、そんなふらついていては、
いつまで経っても今のままです

新しい武器ではなく、私の心の奥底にある

女の子を撮る

という思いを磨く。

私は、私が撮る女の子の写真で、この世の中を勝負したい。

透明感があって、優しくて、
加工やフィルムの雰囲気に流されない、
一見ど直球に見える写真

雰囲気写真なんて、吐いて捨てるほどあるから。

私の思いやコンプレックスや報われない気持ち、
そして女の子への憧れやほんの少しの嫉妬
ぜんぶぜんぶ詰め込んだ写真を、シンプルに切り取る。

ただ、それだけ。

画像1

女の子の写真を撮る機会があれば、どんなことでも構わないので、お知らせください。

必死になることはカッコ悪いことかもしれないけれど、でも、もういいや、カッコ悪くても。

私は女の子の写真を撮って、生きてゆく。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?