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展覧会レビュー:「岩合光昭写真展 PANTANAL」「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」@東京都写真美術館

「岩合光昭…」はどの写真も圧巻。
ブラジルにあるパンタナールというほぼ人が介在しない自然地域で撮った写真。
鳥が魚を食べる瞬間など、瞬間的な写真などはまるでCGのよう。
ピントもバッチリで、シャッター速度もかなり短いと思う。
ということは、シャッターを押すタイミング、その瞬間的一瞬を経験の勘で補っているんだろう。
岩合さんは、ふわふわ可愛い猫の写真だけではない、と改めて実力を実感できた。
写真に興味があってもなくてもおすすめできる展示です。

「アヴァンガルド…」は、TOPの所蔵展。マンレイの「りんごとねじ」を1つ目に持ってくるのはわかりやすい。
また、日本の前衛写真を都市別に区切るのも、地域性の違いがあって面白かった。
翻って、今の日本の写真をひっくるめると、世界からどのような特徴で見られているのだろうか?
また、TOP所蔵作品に限って全部撮影可能というのも、TOPの考え方の変化を感じる。


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