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【podcast配信メモ】a scope資本主義の未来編#1

番組の目的


・資本主義のアップデート(否定ではなく、様々な立場から論じることで、それぞれにこうしたいが生まれ、検討・実装がなされる状態)を目指す
・資本主義に生きている人が資本主義を考えることは難しい

資本主義の現在地ー6つの特徴


※特徴=資本主義ではなかった社会にはなかったこと、とする
※儲けたいという気持ちは資本主義より前からあり、拝金主義は
 資本主義による特徴とはいえない。構造としてブーストされるのが
 資本主義の特徴

①市場経済が前提となって動く社会
 ・自由競争・創意工夫に対してインセンティブが発生する
 ・お金以外のインセンティブがない
②市場にとって良しとされる行動のみに、インセンティブがつく
 ・市場による評価で決まる(株価が上がる)
 ・儲かりそうな行動をしているかが大切(利益率>社会にいいこと)
③持続的成長を前提とし、生産人口に比例するとする社会
 ・GDPという指標
 ・中世で人口増やすという考えはなかった
④期待値を定量化できる
 ・お金のみ(どれだけ儲かりそうか)を定量化する(株価)
⑤資本が資本を生むことが甚だしい
 ・富が富を生む
⑥システムではない。
  固定の文化をOSとしており、OSの異なる他文化の国では根付かない
 ・社会システムとして丸ごと導入・移管可能なものにみえるが、
  アングロサクソン(英国・米国)の文化であり、それ以外の文化圏でそ 
  のまま持ち込むこができない
 ・日本でもハイブリッドとして根付いている

課題認識

 ・6つの特徴がそれぞれ疲労を抱えている。それぞれの実態を把握し、課
  題解決までもっていきたい
 ・先進国ほど消費高齢化が進んでいるなど、国家単位と個人単位で乖離が 
  生まれている
 ・格差
 ・どんな優秀な個人の思考であっても世界のシステムを変えることは難し
  い。(因果関係と観察により必要なデータが多すぎて個人では処理しき
  れない)
  国家レベルでの試みをトライ&エラーを重ねて、フィードバックしてい 
  く方法しかないのではないか
 (ただし、合意形成決定コストが低いほうに流れる。前提条件、認識に縛 
  られている。例えば会社でも社長が賛同、理解されやすい、など合意形  
  成の決定コストが低いところに流れる)

 COTENでの取り組み 


・上場=株価を上げ続けることが約束づけられるため、上場せずに
 資本を調達する。儲けではなく、次のよりよい社会の提示に対し、
 どれだけお金を集められるかとという取り組み
・メタ認知をうたう事業によって、広告モデル(短い時間でわかりやすく感
 情を煽り、興味関心を沸かせる手法)はそぐわない
 →【クルー】の導入
・市場経済でまわる研修も並行してやっている


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