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MBTIにおいて社会不適合と呼ばれるわたしの生きづらさ。

こんにちは。naoです。

これまで洋楽の和訳しかしてこなかったのですが、今回は私自身のことについて語らせていただきたいと思います。

今回、MBTIをテーマにした理由は、MBTIで診断された私の性格タイプが世間では「社会不適合」「HSP(繊細すぎる人)」「生きづらい」と言われていて、私自身それらに当てはまると感じることが多いからです。
そのモヤモヤを文章にして消化できたら…そして同じ思いをしている方がいらっしゃれば、「こんなポンコツもいるんだな」と少しでも元気になってもらえれば…と思った次第でございます。​

(2021.07.08. 読み直して細かい点を編集しました。)

1. MBTIとは

まず、そもそもみなさんはMBTIというものをご存知でしょうか。
MBTIユングと言う人物のタイプ論を元にした、国際規格に基づいた性格検査であり、そこらのインターネット上に載っている性格診断とは少し異なっています。簡単に言えば、エゴグラムなどと同種です。
MBTIでは16の性格タイプがあり、それぞれ4文字のアルファベットで表されます。

日本MBTI協会のサイトには

MBTIは、一人ひとりの性格を心の機能と態度の側面からみたものです。それらは、「ものの見方(感覚・直観)」と「判断のしかた(思考・感情)」及び「興味関心の方向(外向・内向)」と「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4 指標であらわされ、16 タイプに分類してとらえようとします。MBTIは、16タイプそれぞれの強み、特徴、そしてその人の今後の課題を整理し、個人の成長や人と人との違いを理解し、周囲の人との人間関係作りにも役立てることができます。

と書かれておりました。

注意したいのは、MBTIで診断された性格タイプの全ての特徴や傾向があなたに当てはまると言うわけではないということです。
この世界に存在する人間の数だけ性格には違いがあり、性格というものは生まれ持った要因や環境的要因、経験などの要因などによって変わるものですよね。だから、「自分はこう診断されたけど、むしろこっちの方がしっくり来る」と言う場合はそちらが自分のタイプだと捉えるのもOKですし、「このタイプとこのタイプの中間なのかも」と考えるのもOKというわけです。

2. 16タイプについて

では、これらの16タイプにはどのようなものがあるのでしょうか。


まずは興味・関心の方向が内向型(I)か外交型(E)かで大きく2つにわけたいとおもいます。

【内向型】(Iタイプ)
ISTJ (管理者), ISFJ (擁護者), INFJ (提唱者), INTJ (建築家), 
ISTP (巨匠), ISFP (冒険家), INTP (論理学者), INFP (仲介者)
【外交型】(Eタイプ)
ESTJ (幹部), ESFJ (領事館), ENFJ (主人公), ENTJ (指揮官),
ESTP (企業家), ESFP (エンターテイナー), ENTP (討論者), ENFP (広報運動家)

こうしてみていると、どのタイプにも I と Eが違うだけで他のアルファベットの配列が同じのタイプがあることがわかりますよね。
例としては ISTJ と ESTJ などですね。
これが何を意味するかというと、両者は興味・関心の方向が異なるだけで、他の点では非常によく似ているということなのです。
これは興味・関心の方向だけではなく、判断の仕方や物の見方、外界との接し方などでも同じことが言えます。
逆に言えば、アルファベットの配列が全く違う場合には、性格が似ていないということを意味します。

3. INFPとは

記事の初めでもお話ししましたように、今回は私自身がテーマでございます。

そんな私はMBTIの無料簡易診断をインターネット上で受けたところ、INFPと診断されました。

INFPは大まかに説明すると

内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)
感情型 (Feeling)、知覚型 (Perceiving)

であり、私が診断に使ったサイトでも他のサイトでも、基本的にINFPは

・感受性が強い
・内向型
・ネガティブ
・他人からの評価を気にしすぎる
・理想主義者
・個人主義
・クリエイティブ
・優しい・他人に共感する
・柔軟
・型破り
・考えすぎる
・好きなことにはとことん深くのめり込む
・語学力が高い傾向がある
・人間関係は狭く深い
・悲しい音楽や映画などが好き
・音楽や映画、絵画などに惹かれる

などと説明されていました。

内向型で感受性が強いために傷つきやすく、傷つくと内側に篭ってしまう。
他人からの評価が気になり、基本的にネガティブなので自分は嫌われていると思い込みやすい。
理想が強く、現実との差を目にして生きづらさを感じやすい。
クリエイティブで型破りのため、他人から指図されたくない。物事は自分で考えて自分の意思でやりたい。

などなど。HSP気質が強い人が多いのも特長ですね。
これらの特徴を見て、思い浮かぶ言葉はなんでしょうか?

そうです。「引きこもり」なのです。

ネットでも「INFP」と打つと検索バーの関連ワードに高確率で「生きづらい」「社会不適合」などと出てくるので、INFP自身もその他の人たちも「INFPは社会不適合」だと感じているようです。

※ネット上のMBTIについての注意
ネット上の無料簡易診断は本物のMBTI診断ではありません。が、ある程度参考にはなりますし、何よりその結果が私自身にほぼぴったりだったので、筆者は自分をINFPだと思っています。
使用したのは下記のサイトです。海外でも有名なサイトのようです。
「MBTI診断」で検索するとトップに出てくる "16 personalities"というサイトです。https://www.16personalities.com/ja/%E6%80%A7%E6%A0%BC%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88

それから、MBTIの診断結果は診断時の精神的な状態、環境などによって変わるということ、そして自分のタイプに自分を当て嵌めすぎたり、他人はこうだと決めつけたりすることもあまりよくないので、これらにもご留意ください。

これまでINFPの特徴を説明してきましたが、ここでご紹介したいのがこの写真です。

画像1

左上から右に順に和訳すると
左上:社会から見た私「大勢の中のひとり」=目立たない
上段真ん中:友達から見た私「陽気」=実は明るい
右上:家族から見た私「真面目、本好き」=家族から見てもちょっとミステリアス、真面目、空想好き
左下:伴侶から見た私「そもそも伴侶ができない?悲しいものが好き?」=結婚できない、または悲しい音楽や映画が好き、ネガティブ
下段真ん中:自分から見た私「悪に対抗する善?悪そのもの?」=自分は善でありたい、しかし悪にも思える
右下:実際の自分「ベッドから出たくない」=自分の快適で安全な場所から出たくない

こんな感じです。鉤括弧の中と=のあとは私の解釈と説明です。INFPにもいろいろなタイプの人がいると思いますが、私はまさにこの画像のタイプです。

4. では筆者自身はどうなの?

前置きが長くなりましたが、ここがこの記事の本題でございます。

先ほど、INFPの特徴や傾向を説明しましたが、本題は「筆者はどうなんだ」ということですよね。
結論から申し上げると、筆者自身も「自分は社会不適合じゃないか?」とか「生きづらいな」とかいろいろと感じております。人生に絶望しかけることもしばしば。

例えば。

①大学生活
プロフィールにも書いてある通り、私は現在、上智大学の外国語学部英語学科に所属しております。
この時点で好きなこと(英語)にはとことん深くのめり込んでおります。
そして、大学には少数の友達しかおりません。必修クラスの集まりにも、誘われても行ったことがありません。なぜなら、あまり深く知らない他人やノリが軽い人と浅い友人関係になるのが苦手だからです。上智大学って都心の私立だからか、パリピと呼ばれる人がかなり多いのですが、私はそれも苦手なのでサークルにも所属しておりません。その代わりに、奇跡的に寮でできた友人たちとは狭くて深い付き合いをしております。
そして、感受性が高いからなのか、大学に通うだけで精神的にかなり消耗してしまったり、友達が少ない自分が他人からどう見られるのかが気になってしまったりして、入学して最初の半年は学校に行けない日も多くありました。(いまでも時々、疲れてしまったり怖くなったり不安になったりして休んでしまいます。)おかげさまで、取得単位数は少なめなのでかなり焦っております。

2021.07.08 追記
現在はコロナウイルスの影響で、オンライン授業と対面授業がミックスされている大学が多いかと思いますが、個人的にはオンライン授業が大好きです。理由は前述していますが、簡単に言うと外に出るだけで精神的・体力的な消耗が激しいからです…。

内向的で感受性が強く理想主義である私にとって、大学のように人が多くて自分より優秀な人ばかりの環境ってすごく疲れるし、何より怖いんです。
英語が好きで得意だから英語学科に入ったのに、周りは帰国子女や長期留学経験者、ハーフ、先進的な英語教育を経験した人ばかり。自分に比べたら周りの人の方が遥かに英語に長けている。
そんな優秀な彼らと平凡な自分を比べてしまうし、何より英語学科はディベートやプレゼン、ディスカッションなど他人と関わる授業ばかりなので、私みたいな人間にとっては苦痛になるイベントが多いんですよね。
なので正直なところ、中3の時から憧れていた大学に通えているのにもかかわらず、内心「入る場所間違えたな」ってよく思います。

②本来の私
ここまで読まれた方は、「筆者って俗にいう陰キャなんだな」って思われることでしょう。しかしながら、元々はそうでもありませんでした。
高校時代(少人数の中高一貫の女子校)はクラスが全員で6人、学年は20人ちょっとしかいなかったのですが、周りが中学からそのままエレベーター式で上がってきた子ばかりだった中、かなりスムーズにクラスに馴染み、友人や先生方にしょっちゅう悪戯をしたり、全校生徒の前でブルゾンちえみのネタを披露したり、短期留学の成果を自ら全校生徒の前でプレゼンしたり、いろいろな英語の大会に出場したり、高校では割と陽キャの部類に入っておりました(笑)中学(高校とは別の学校)でも同じくでございます。
ちなみに小学校時代は仲の良い友達といるときはよく喋り、よく遊ぶ元気な子供でしたが、あまり親しくない人がいると口数が少なくなる子でした。

何が言いたいかというと、環境によってはかなり明るく積極的な人間にもなれるし、どちらかというとそれが本当の性格に近いということです。そしてあまり環境が合っていないと一気に根暗になるという感じ。
多分、INFPってこういう人が多いんじゃないでしょうかね。

③バイト
バイトに関しては、家庭教師、塾講師(個別)、コンビニスタッフを経験しています。一応、どのバイトも長く続けているのですが(10ヶ月から1年以上)、どのバイトをしていても塾長や他の先生の行動、態度(目つきなど)をいちいち気にしてしまう、お客さんのちょっとした態度や言動に傷つく、その日のミスを気にして引きずる、起こってもいないことを想像して不安になるなど、自分の性格が原因で働くのが苦痛に感じることも多々あります。でも、どのバイトもまだやめていないし、なんとか働けているのも事実です。

④家での私
実家にいる時は、基本的に好きなだけ自分の部屋に篭り、マイクラをしたり映画やドラマを見たり、洋楽を和訳したり、自分の世界に浸っている時間が長いですが、友人とZOOMでおしゃべりしたりすることも多々。
家族からも変わり者と呼ばれています。一応、実家にいる時は洗濯物や犬のトイレ掃除、週3回の夕食当番などはしていますが、正直かなりだらけています。毎日コツコツやるのは苦手です。ダメな子。
東京の寮にいる際は、友達と集まって過ごす時間、ひとりで部屋に籠る時間と半々くらいですね。基本的に寮の友達から誘われたらすぐに参加しています。自分から誘うことも時々あります。部屋の掃除はやる気が出るまで散らかして、やる気が出たら一気に大掃除するタイプです。ゴミ捨て場が遠いのが面倒でゴミはためがち。洗濯物も数日分貯めて一気に洗濯します。
ここらへんは普通の一人暮らしならそんなもんでしょって内容ですかね。

⑤恋愛
これはINFPの特徴と大いに関係あると思います。私は来月二十歳になりますが、これまで誰かとお付き合いした経験はありません。好意を寄せられたことなら何度かあります。でも、彼らと発展しなかったのは…なぜだろう。
多分、私の持つ雰囲気がすごく近寄り難くて隙がないのかなと思います。

それから、私は男性というものがそもそも苦手ですし、自分に自信がないので自分から近づくことができません。相手が近づいてきた場合、その人が苦手じゃない限りはある程度は歩み寄れるのですが、苦手なタイプだとシャットダウンしてしまいます。

反対に、自分が誰かに恋をした場合、または好意を抱いた場合。
基本的に一途なのですが、自分からアピールするのが苦手です。どうやってしたらいいのかわからないし、自分がしたらきもいかもって思っちゃうからです。そもそも大学に入ってから誰かをちゃんと好きになっていないので、もはや恋愛の仕方を忘れてしまいました。

それから、自分が求める理想のタイプは「自分を理解して受け入れてくれる人」です。しっくりくる人がいなければ、別にお付き合いする必要はないと思っているので、多分これからもしばらくはお付き合いとかしないと思います。しかしながら、実際2年会っていない人に自分を理解して受け入れてくれる人がいて、私は今でもその人を忘れられずにいるのですが、いろいろあって今は私がただ想うだけです。これについては次回にでも記事にしたいな。

⑥その他
他にも、性格とは直接関係ないのですが、私は昔から夜型人間で、かつロングスリーパーのため、朝起きることや短めの睡眠から目覚めるのがとんでもなく苦手です。それで授業に遅刻したりさぼったり友達との約束に時々遅れたりすることもあります。予定管理も苦手で、課題をし忘れたり、大事なイベントを把握漏れすることも多いです。それらも含めて自分は社会不適合者の傾向はちょっと(かなり?)強めだなとも思っています。でも、朝が苦手でもバイトに寝坊で遅刻したことはないし、大事な課題を提出できなかったこともほぼないし、なんとか生きていけてます(多分)。

5. 生きづらさを抱えてどう生きるか

こうして自分の特徴を文章化して感じたのは、結局、生きづらいINFPには理想と現実の間でどう妥協するかが重要なんじゃないかということです。

例えば、私の場合、自分自身の今の状態を現実、自分の周りの優秀な友人たちや社会人を理想とした時、そこには差があります。
それを普段の私は「ああ、やっぱり私はダメ人間だ」と思ってしまいがちですが、調子がいい時には「これが私。少しずつ自分のペースで改善していけばいいじゃないか」と考えられるようになり、それによって1ミリくらいは生きづらさが解消されたかなと思っています。
自分の内向的な性格に関しても、以前は絶対に働きたくなかったコンビニで働いたり、塾で子供たちに関わって指導することで「仕事の時の自分は意外と外交的になれる仮面をかぶれる」ことに気付いたり。
(その仮面のせいで疲れちゃうんですけどね…)

確かに私は生きづらさを感じていますが、生きづらさを1番感じさせているのは自分自身なのでしょう。
ポンコツな自分を認めてあげること、そして時にはほんの少し、自分の安全地帯から外に出てみること、失敗したり傷ついたりしたら、そんな自分を労って認めること。
なんなら生きてるだけで偉いんです。生きづらい人は、もう十分すぎるほどに自分を追い詰め、厳しくしすぎてしまっています。だから、次は自分を褒めてあげることが重要。

それが私なりの生き方です。

こんなポジティブに締め括ろうとしていますが、私自身、超ネガティブですし無意識に自分を責めることもしょっちゅうです。
なので上に書いたことは私の目標のようなものです。
また理想を作ってしまっているけれど(笑)
私と同じポンコツ人間の方、生きづらさを感じる方は「自分を認める」を目標に、一緒に頑張って生きましょう。
なんなら目標なんて「生きる」でもいいくらい。

長文になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。

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