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セルフブランディングメディア「Arounds」に込めた想い

 今回は初めて、「Arounds (アラウンズ) 」の企画・開発背景について詳しくお話ししたいと思います。この文章はサービスの利用を考えている一般の方やサービス開発に取り組む方に向けて綴りました。少々長いですが、お読みいただければ幸いです。

ー 以下、セルフインタビュー形式でお届けします ー

Q. 創設者のバックグラウンドを教えてください

 私は東京八丁堀の和食屋の息子として育ちました。質素ながらも家族経営の和食屋で親は働き、私たち兄弟を育て上げました。私は飲食業に従事するすべての人々、特に父を尊敬しています。父は彼の生涯を通じて、仕事に人生を捧げました。お店は彼のステージでありお客様を心から楽しませる空間だったと思います。ただ、その提供価値に対応する報酬を十分に作り出せていなかったと後になって感じました。父が亡くなった後、この不均衡が私を動かしました。文化の担い手を尊敬する気持ちと、彼らが安心して継続的に価値創出を続けられる世界を作りたいという想いから「Arounds」を立ち上げました。文化という意味だと学生の頃10年ほどストリートダンス(Breakin')に没頭しており、自らの力で変化を起こしていくHipHop精神が染み付いているのも、今回の開発に関係しているかもしれません。

Q. 何をきっかけに企画が始まりましたか

 具体的に開発の発端となったのは、私の娘を世話してくれている保育士さんでした。保育園の予算は受入可能児童数をベースに機械的に決定されるため、保育士の待遇は決して良いものではありません。社会福祉法人という差はありつつ、「社会を支える人々に見合う待遇を」という思いから、父と重ねて見ていました。初めは投げ銭やピアボーナスを考えましたが、文化的な親和性が低いことや予算を増やせる取り組みにはならない点から適切ではありませんでした。そこで保育園のマーケティング価値に注目し、アフィリエイトという形でその可能性を探りました。保育園は初めて不安な育児に臨む新米パパママにノウハウを紹介する場として、そのブランド力を活かすことができるのです。支援者が直接的に資金を提供する投げ銭とも異なり、日本における文化的な親和性も問題ないと考えました。

Q. どのようにターゲットがクリエイターへと広がったのでしょうか

 影響力がある人物や組織が、その力をもとに洗練されたものを提案して販売手数料を得る、という構図を持つアフィリエイトは、ブランド力を販売力に変えることができる魅力的な手法です。最初は保育士/保育園を想定したアイディアでしたが、一般化すると、この手法は飲食店、アスリート、クリエイター、インフルエンサー、俳優など、多くの分野で活用可能です。彼らにも社会の大きな後ろ盾が無い中で奮闘する姿を感じ、広く価値提供したいと考えるようになりました。

Q. 収益化からファン形成へとコンセプトを広げたのはなぜですか

 アフィリエイトはあくまで収益化の手段ですが、欠点として、訪問者数/販売数が少なければ当然手数料収入全体も少なくなります。そこでAroundsでは、訪問者数自体を増やせるようファン形成を提供価値の中心に据えるようになりました。また、訪問実績を"影響力"としてデータ資産化して活用できるよう支援しています。これにより、長期的にはアスリートやアーティストがスポンサーを得たり、デュアル・セカンドキャリアを築くことにも寄与できると考えています。また、初期はアフィリエイトのみですが、収益化手段は拡充する想定です。

Q. 具体的な提供価値をおしえてください

Aroundsは、その特有の機能により、ユーザーが自らの得意分野や趣味を基にしてファンベースを構築し、継続的な影響力を確立できるプラットフォームを提供します。以下はその主な特徴です。

  1. 得意分野の選択的発信
    ユーザーは自身の専門知識や趣味を活かし、それに特化したコンテンツを作成して公開できます。これにより、特定の分野に関心を持つ観客を惹きつけ、関連性の高いコミュニティを形成することができます。特に、意図した領域でのセルフインタビューを実施するAIを搭載し、自らコンテンツを生み出し、発信することを支援しています。

  2. 独自メディアとのシームレスな統合
    プラットフォームは訪問者が自由にナビゲートできるよう設計されており、ユーザーのコンテンツに簡単にアクセスでき、自然な形でファンとして取り込むことが可能です。

  3. グローバルなリーチ
    Aroundsは多言語対応を意識して設計されているため、英語圏を含む世界中どこからでもアクセス可能です。これにより、ユーザーの影響力を地域にとどまらず、全世界に拡大することができます。

  4. 情報のストックとしての管理
    SNSと異なり、Aroundsでの投稿は時間とともに価値が薄れることなく「ストック情報」として蓄積されます。これにより、ユーザーは日々の更新に追われることなく、本業に集中しながら長期にわたって価値を提供し続けることが可能です。

  5. 訪問データの資産化
    訪問者のデータは統計情報として収集され、この情報を基にユーザーの市場価値を具体的に示すことができます。また、このデータを利用して大手スポンサーからの支援を獲得するための有力な材料とすることも可能です。

 これらの機能は、個々のユーザーが自身の能力と情熱を最大限に活かしながら、持続可能な方法で影響力を築くことを可能にします。Aroundsは、単なるプラットフォームではなく、そのユーザーの成長と成功をサポートするパートナーとして機能します。

Q. 「Arounds」という名前の意味を教えてください。

「Arounds」は、「around」(周囲)に「s」をつけて作った造語です。この名前は、個人のアイデンティティが自分の選択に基づいて形成されるという考えに基づいています。その人の趣味や愛用品など、周囲にあるものが、その人を多角的に表現する手段となります。これらの愛用品を通じて、自己表現が促進されるとともに、他者による理解も深まると考えています。また、これらのつながりによって、一人ひとりの世界が広がっていくイメージを持って、「Arounds」と名付けました。


 少しでもこのサービスが今の形になった背景・想いを届けることができていたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。この新しいアプローチに興味をお持ちの方は、ぜひAroundsにお越しください。あなたのプロフィールページをお見かけできるのを楽しみにしています。共にあなたの活動の価値を広めていきましょう。


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