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エンジニアから見たScratchの優れているところ

プログラミング学習用言語のScratch。
ブロックを使った直感的なプログラミングが特徴で、プログラミングの入門言語としてとても良いと思います。

ただこれを実際の開発現場で使いたいかと言えば私はNOです。関数の戻り値が使えなかったり、独自のオブジェクトが作れなかったりで不便なことが多いためです。

一方でブロックプログラミングの方が優れている点もあります。それは関数名の表現力が高いことです。

Scratchはすべてをブロックで定義するため、テキストの語順による文法がありません。また英語/日本語といった言語の縛りもありません。なので変数名や関数名に日本語が使えますし、数字始まりの変数名も可能です。また、たとえば「引数aを引数bに加える」のような引数始まりの関数名も作れます。この表現力の高さは他の言語にはない強みです。最近流行りのドメイン駆動設計とも親和性が高いため、将来はブロックプログラミングでドメイン駆動設計をする日がくるかもしれません。

Scratchはあくまで教育用言語なので開発現場で使われる日は来ないと思いますが、ブロックプログラミングとしては今後に期待したいです。

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